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雪道歩きの逆をすれば、認知症が晴れる
◆雪の日の歩き方
雪の季節。
大都会に雪が降り、歩行者が“すってんころりん”するシーンをニュースで目にします。
雪国の人から見ると、「歩き方を知らないのだな」との思いでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1668680600989-ULIbVsyaXR.jpg?width=1200)
雪などで路面が凍結している冬の歩き方は、かくあるべきでしょう。
・背中を丸めて、あごを引き、斜め下を見る
・歩幅は狭く、足の裏全体で歩く
晴れの日は、スラッと足を伸ばし、かかとで接地しますが、
雪の日に大股で歩くとかかとが滑ってしまいます。
南極大陸のペンギンのように、小股でチョコチョコ歩くと安全です。
◆雪道歩きは認知症の初期症状
認知機能が低下すると「雪道歩き」になります。
なぜならば、「認知」と「歩行」の機能をつかさどっているのが脳の前頭前野だからです。
加齢や脳へのアミロイドβの蓄積により、前頭前野の働きが悪くなると、
認知機能が低下してきます。
と同時に、歩行にも異変が生じます。
ふらついて転びそうになるため、自然と雪道を歩くような歩き方になってしまいます。
「雪道歩き」は認知症の初期症状の一つと言えるでしょう。
どうすれば認知症にならずに済むのでしょうか。
◆モーターと電流
理科の授業で、電池で回るモーターについて学びました。
モーターに電池を接続して電流を流すと、勢いよくモーターが回ります。
逆に、他の力でモーターを回したらどうなるでしょうか。
モーターは発電し、電線に電流が流れ、電球に明かりがつきます。
例えは適切でないかもしれませんが、
脳と筋肉の関係に似ているかもしれません。
脳は電池であり、電流です。
筋肉はモーターに相当します。
脳の働きによって筋肉が動きます。
逆に筋肉を動かせば、脳に血液が流れ元気になるのです。
◆大股で歩こう
認知症を予防するには、雪道歩きの逆をすればよいことになります。
胸を張り、まっすぐ前を向き、大股でスタスタと早歩きをしましょう。
脳が活性化され、認知機能がアップします。
晴れの日の歩き方をすれば、認知症も晴れるでしょう。
参考文献
1)青柳由則:『認知症は早期発見で予防できる』, 文藝春秋,2016
2)谷口 優:『認知症の始まりは歩幅でわかる』,主婦の友社,2021