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「トイレの花子さん」より怖い「夜中のトイレ」

◆夜中のトイレ

「トイレの花子さん」は、都市伝説の怖い話です。
それに負けずとも劣らないのが「夜中のトイレ」です。

おしっこの悩みで一番多いのが頻尿(何度もトイレに行く)です。
頻尿は、「昼間頻尿」と「夜間頻尿」とがあります。

「一度トイレに起きると、そのあと寝つけない」
「夜中、何度もトイレに目が覚め、熟睡できない」

日中のトイレも大変ですが、夜中、何度もトイレに起きると、
その悩み深刻です。

◆夜中のトイレで寿命が縮まる

夜中、何回トイレに起きますか?
データを見てみましょう。

参考文献より引用

年齢とともに、トイレに起きる回数は増えています。
40代で4割、50代で6割が、1回以上トイレに起きています。

1回は我慢できるとしても、2回、3回と目が覚めると、
睡眠が浅くなってしまいます。

シニア世代は、夜トイレに行くときに転んで骨折し、
それがきっかけで寝たきりになることもあります。

東北大学の研究チームの報告では、
70歳以上で夜中のトイレが2回以上の人は、
1回以下の人に比べて、死亡率が約2倍高いとのことです。

「夜中のトイレ」は、「トイレの花子さん」より怖いことが分かります。

グラフと比較して、皆さんはどこに入りましたか?
学生時代は成績表を見て一喜一憂、
就職したら仕事の成績グラフで一喜一憂ではないでしょうか。

歳を重ねると、健康診断の結果に命がかかってきます。
頻尿は努力によって改善できますので、
頑張って「おしっこ優等生」になりましょう。

参考文献
1)高橋悟:『尿もれ、頻尿、前立腺の本 名医が教える尿の悩みを根本から治す方法』,日経BP,2022

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