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尿もれ対策にワイドスクワット

◆大は小を兼ねる

「尿もれの悩み」
人に相談できない、病院も行きづらいことでしょう。
主たる原因は、骨盤底筋のおとろえです。

全身の筋肉は30歳を過ぎるとおとろえ始め、
更年期を過ぎるとそれが顕著になります。
骨盤底筋も例外ではありません。

骨盤底筋は尿道の出口をギュッと締めていますが、この筋肉がおとろえると、咳やくしゃみをしたときに「尿もれ」を起こしやすくなります。

骨盤底筋は小さくて自覚しにくい筋肉であるため、
トレーニングしにくい筋肉と言えます。

しかし、心配はいりません。
全身の筋肉は連動しており、大きな筋肉を鍛えれば、
小さな筋肉も鍛えられます。
その意味で、「大は小を兼ねる」と言えましょう。

お尻と太ももの大きな筋肉の筋トレをすれば、
骨盤底筋も筋力アップします。

◆ワイドスクワット

スクワットでお尻と太ももの筋肉を鍛えましょう。
連鎖反応で骨盤底筋もアップするでしょう。
ヒップのたるみがキュッと引き締まるというメリットもあります。

通常のスクワットでもいいのですが、
ワイドスクワットの方がより効果的です。

〔ワイドスクワットのやり方〕
①足を肩幅より大きく広げて立ち、つま先は外側に45度開きます。
②お尻を引き締めることを意識して、息を吐きながらゆっくり腰を落とします。
③このとき、お尻を後ろに突き出すようにして、膝はつま先から前に出ないようにします。
④膝は足と同じ方向に曲げましょう。
⑤膝が90度まで曲がったら立ち上がりましょう。

これを10回やりましょう。

相撲取りの四股(しこ)に似た動作です。
きっと「尿もれ」のお相撲さんはいないでしょう。

参考文献
1)MIKKO:『尿もれに効くうえ、お腹も凹む!看護師考案のもれ止めエクサ』,KADOKAWA,2022

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