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初旬に、ちょっと難しいかもしれないと思われる案件があり、カウンセリングの予約日までに日数があったためスーパーバイザーに相談しました。事前にスーパービジョンを受けられるのも、良いなと思う体制です。

「重そうな内容ですね。外部相談室として何ができるか、一緒に考えましょう」
と返信があり、やはり "重そう" でいいんだ、とホッとしました。自分が現場に行って対処するわけではないので、リモートのカウンセラーとしてどこまでできるのか、も迷ったのです。

危機介入の講座を受けた際にカウンセリング方法が通常と違うのを知ったので、自分自身も恐怖感……は言いすぎかもしれませんが、備えておきたい気持ちはありました。

バイザーも心配して下さり、カウンセリングが終わってからもう一度やりましょう、という話になりました。翌日に、ここはこう言えたとか、これはこんな状況だったなど報告し、もし次があればこっちの方向かしらね、でも難しい案件によく対処したわ、と労って頂きました。

「あまりない事例で、皆さんの勉強にもなるから、グループスーパービジョン(以下GSV)に提供してくれない?」と依頼があり、お受けしました。
ただ、稼働した初月はカウンセリングがあって月に一度のGSVに参加できず、初GSV参加が自分の事例というオモロイことになってしまい、ここのGSVはどんな風に進むのか、というところからレクチャー頂くことに。

「批判しない」「事例提供者やその先のクライエントをリスペクトする」「守秘義務厳守」がGSVのお約束。その守られた環境で参加者の意見 ── 自分ならこうする、もしかしたらこう思っていたのかも? ── に触れるのはとても勉強になります。

その後でゆっくり湯舟に浸かりながら、あの方がおっしゃったアレだとすると、クライエントは本当はこう思っていたのかもしれないな、と自分でも新たな視点が出てきて、それをカウンセリングの現場で思いつきたかったんですけど!と悔しくなるのが常。

もっともっと、目配りできるようになりたいものです。でも、この悔しさはバネにもなり得るかな、とも思います。

🍀

先月受けたライブカウンセリング&事例検討では、演習講師から
「クライエントの今後の職業人生を考えた場合に、今回は(いくつかあったうちの)ココに関わった方が全体が良くなる」
という、もう一段高い視点でのアドバイスを頂きました。

個々の応答の流れに気を取られて全体観を見失わないようにするのが昨今の課題、と宣言したからかもしれません。今の課題を認識した上で取り組むライブカウンセリングでした。確かに「今、ここ」も大事にしますが、カウンセラー側はもう一段高いところから俯瞰して、全体を見渡してから「今、ここ」に降りてくるのが良いのでしょう。

ふむふむと聴いているだけのように見えても、頭の中はフル回転なのです。その間にも会話はどんどん進みますしね。もう、一生勉強ですわ。

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