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肝吸い ≒ 稲穂 ≒ 国民性   勝手な理論の設立の巻

こんにちは。

僕の上司は西洋のとある国の生まれ育ちの男性ですが、かなりの日本通です。日本の大学院で学んでおられました。そして、かなりの読書通ですので、仕事の合間に本や文化の話で盛り上がっています。日本の文学作品の大半は英訳ですが読破されています。
最近は、森鴎外先生原作の映画にハマっているのだと。凄い!!! 

以前ですが、そんな上司に日本の好きなことろをこっそりインタビューしました。

好きなところ・・・。それは・・・



『肝吸い』です。


むむ、肝吸い・・・?

そう、肝吸い。

肝吸いとは、うな重を食べる時に付いてくる、汁物の事です。

何故、肝吸いかと言いますと、

『鰻を蒲焼きにして食し、肝も捨てずにお吸い物にする』
小さな物を大事にし、そして手間暇を掛けて極上のものへと作り変える性格が好きなんだそうです。

ほうほう。成る程!!!!!

ふと、考えてみますと、確かに日本人にはそういった傾向はあると思います。原油や石炭や天然ガスなどの化石燃料が乏しく、地平線が霞んで見えるような広闊な土地があるわけでもない、小さな島国ですからね。

僕なりに吟味します。


例えば、稲穂・・・。

米と藁「わら」を取る事が出来ます。米はもちろん食料です。藁は草鞋「わらじ」。蓑「みの」。しめ縄。そういえば、煮た大豆を丁寧に藁で包んで発酵させて、納豆も作っていますね。
莫大なる汎用性。それを追求する国民性。


あっぱれです。


僕も稲穂のような作家になろうと常々思っています。 
どんな作家やねん。

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花子出版     倉岡




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花子出版 hanaco shuppan
文豪方の残された名著を汚さぬよう精進します。