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半年待ちのコンサルティング業務を作り出す方法
こんにちは。
文京区で洋菓子店を経営していますACOです。
初めましての方はこちらもどうぞ。
今回は私と一緒に会社を経営しているパートナーの話です。
私のパートナーですが、独立してからコンサルティング業務の依頼が途切れたことがありません。
自店舗の商品の開発から製造までをオーナーシェフとして管理しつつ、他社の依頼をこなすのはなかなか個人店でできることではないのですが、この3年間ずっとコンサルティング業務も兼任してくれています。
クライアントはゴルフ場とウェディング式場を持つ地方ホテル、都内外資系ホテル、国内外に展開する飲食店を経営する企業、そして洋菓子店からも依頼があります。
洋菓子店が洋菓子店にコンサルティングを依頼する、ということはかなり切羽詰まっている状況ですが、そいうったニッチもサッチも行かないお店からもご依頼をいただきます。
現在は繁忙期ということもありますが、彼の手一杯までご依頼をいただいていて新規のご依頼をお引き受けすることが難しい状況です。
早くて6ヶ月後に1社契約が終了する予定なので、そこがうまく契約終了になれば新規で対応可能という感じです。
ご依頼いただく経緯は、ほとんどが知り合いからの紹介です。
私もPRやマーケティングの領域で、前職のつてで仕事をいただいたりしていますが、彼ほど多くの依頼はありません。
本当にひっきりなしに相談が入るんですね。
これはすごいことだな、と思うのですが、私なりになぜ彼に依頼がここまで入るのかを考察してみました。
これまでの実績
現在の実績
人柄
コンタクトを取りやすい
フットワークが軽い
人脈作りに手間暇を惜しまない
成果が見えやすい
競合がいない
こんな感じです。
実績というのは本当に裏切らないな、と強く思います。
受賞歴であったり、これまでに作り上げたユニークな商品が数多くありますが、その全てが彼の技術を証明しています。
また人柄も大切なのですが、職人らしく厳しいところは厳しく、現実をはっきりと伝えて、可能なところと落としどころを探り、フォローを怠らないプロフェッショナルな対応が評価されています。
それと、可能性に関して適当にしないというところも重要視しています。
この人との繋がりがどう発展するか、この出会いがどういう展開をもたらすか、まさに神のみぞ知るというような可能性を大切にしているんですね。
どうせ一回きりの出会いだし、と適当にあしらっていたらきっとここまで多くの依頼がなかったのではと思います。
成果が見えやすいというのは、彼がコンサルティングに入ることで商品の味や見た目がはっきりと改善されたり、コストの削減が数字に反映されたり、また作業手順がびっくりするほど効率化されるなど、さまざまなことが目に見えて良くなっていくのです。
そして、依頼が途切れない一番大きな要因ですが、彼のようなコンサル業務ができる競合がいないというところに尽きるのでは、と思います。
ホテルや飲食店、洋菓子店で勤務している技術のある職人は、自店舗の製造や商品開発に手一杯で他店舗まで見れる余裕がないのが現状です。
人手不足は年々深刻化していて、依頼をいただいているホテルの調理部門も日本人より外国人労働者の方が多く、技術を教えたと思うと雇用期間満了で辞めていく、といった状況だそうです。
どのお店やホテルも大体状況は似ていますが、当店に関しては少し事情が違います。
パートナーのオーナーシェフの下に、ヘッドシェフクラスの技術を持つ職人が2名います。
パートナーがコンサル業務で店を空けても、全く問題なく店を運営できる人財が揃っているんですね。
もちろん、その分当店の人件費は同規模の都内洋菓子店と比べると明らかに高いです。
それでもコンサルの依頼が定期的に入ることで、人件費分をカバーできますし、何よりコンサル業務は原価がかからない真水の売上になります。
しかも雨でも台風でも猛暑でも、さまざまな外部要因に関わらず毎月入りますので、経理を見ている私としては非常にありがたい収入なのです。
何より、クライアントの方がわざわざお店に足を運んでくださり、さまざま相談した後に「本当に感謝しています」と伝えてくださるんですね。
前述の地方ホテルの社長は、はるばる北海道からパートナーに会いにきてくださいます。
私もPR&マーケティングの業務で他社からご依頼をいただいていますが、これほど頼りにされて感謝されることは、はっきり言ってあまりないです。
TV取材を取ってきた時も「Good job!」の一言のメールで終わったくらいです(笑)
感謝されたくて仕事を請け負うというわけではないのですが、やはり「依頼して良かった」と言われる仕事をしていきたいと思います。
2024年11月28日
ACO