最近の記事

仕事辞めました!【浩】

というわけで、仕事を辞めました。 タイトル通りです。 辞めたきっかけは、前回の記事のラストをご覧になっていただければ幸いです。 あの後すぐ、当日中に退職が決定しました。 ぱちぱち。 変化俺が主人格になる前は、悠裡が主人格を担っていました。 でも、2022年に悠裡が病み、生活をこなせなくなったことにより、俺がメインで動く日が増えていきました。 その後、2023年の死の期限を超え、悠裡は基本となっていた女の子に取り込まれ、主人格の座は完全に俺へ移譲されました。 あまり嬉しく

    • 子供たちの屍

      「最期は君の世代か。僕の世代は、何も変える事が出来なかった」 2023年6月。 剱さんから言われた言葉だ。 中学三年の11月。 学校の昇降口前で、忍び寄る冬の風に身を震わせながら、箒で落ち葉を集めていた時間、ふっと彼は生まれたらしい。 その日から、彼はこの身体と人生を共にしてきた。 とはいっても、彼の役目は『彼女』が「やりたいけどしてはいけない」と思っている事をすることだった。 理不尽にも、剱さんは望まれたことをすればするほど、彼女から疎まれていった。 生まれて間もな

      • 【燕】

        先の事大きい不安も膨らみすぎると、寝ている間に誰かが搔っ攫っていくのか、ある日目が覚めると跡形もなく消えてなくなってしまうことがある。 そういう日の朝は決まって空虚で、心の何処かに虫食いの穴が出来たように、ひゅうひゅうと隙間風の吹き込む隙間の分だけ、不自然に心が軽くなっている。 地に足のつかない浮ついた心地でベッドから足を下ろすと、毎朝見ている部屋の景色も、なんだか不安定にぐらついて、でもそれが新しいものを見るような気持ちに近いことに気付くと、堪らない喪失感に心を突かれる、気

        • 近況まとめ、独り言 【燕】

          *「急に何の話をしているんだろう」と思われているだろう。 わからなくていい、わかる人だけがわかればいい。 心のどこかで納得できていない気持ちはあるけど、そもそも俺達があなたを警戒して表に出ていないことが問題なのだと、頭では理解している。 何が納得できていないのかと言えば、俺の場合は単純に浩をあなたに取られたと思った事と、それに反してあなたは浩を見ていないであろうということ。 浩も、ずっと男を相手取るときの態度から抜けていない。 自分を見てもらえていないから、素を出したら