文学を知る、ということ
昨日読んだ本
双極Ⅱ型障害という病 ‐改訂版 うつ病新時代 内海健
なるほど、確かに、と唸る内容。
ところどころ難解な書き方がされているが、あとがきで「分からないとしたら、精神科医もものを考えているのだなと思ってもらって……」とあって、また唸る。
私の取扱説明書にもなり得る。
何度でも読み返したい。
楽天道 佐藤愛子
私と世代が大分離れているということもあるが、現代の価値観とは確かに合わないなという印象。
仰ることが分からないでは無いが、途中から読むのが苦しくなるほど現代の私とは合わない。
そもそも人間を女と男の二分するのはいかがなものか。
学びはあるが、もう読まないと思う。
母に返そう。
葡萄と郷愁 宮本輝
何度読んでも美しい。
読み終わった瞬間、グラスのワインを一杯飲み干した。
登場人物は今や私よりも若いが、それでもなおノスタルジックである。(題名なのだから当然だが)
主役女性二人の選択は私ならば正反対を選ぶので面白いなと感じる。
その選択に至った理由は説明されていないのが良い。
あれこれと考えながらワインと葡萄を味わう読後が一番の贅沢な時間かもしれない。
読む年代によって深みが変わりそうな作品。
これからも読み続けたい。
文学を読んだ後、自分の中に文学が流れるのを感じる。
私はすぐに影響されるので、読んだ文章に似た文章を出力したくなる。
それを利用して、読むことで書く練習にしようと目論んでいる。
近頃折角読めるようになったのだ。どんどん読みたい。
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