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『うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと』を読んであなたも消耗しない生活を


こんにちは!

花畑むぎこです~

8:30に起きようと目覚ましをかけているのに、目覚ましを止めてまた寝てしまいます……

たっぷり寝たはずなのに、まだ眠い!

なぜでしょう……


ではでは

今回紹介するのは、こちら!

『うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと』(デラさん著/2022年/サンクチュアリ出版)です。

うつの人もそうでない人も、生きづらさを抱えて生きている方におすすめの本です。

ぜひ最後までご覧ください。


『うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと』 とは

本書は、筆者のデラさんが、うつ病から回復するために取り組んだことをまとめた、メンタルヘルス本です。

デラさんは、スキルマーケット・ココナラでの「うつ病彼氏の恋愛相談」や、サンクチュアリ出版のWebマガジンで「うつ病になった僕が伝えたいこと」を執筆を通して、うつ病の経験を伝えています。

ココナラの販売実績は250件を超えて高レビュー(2024年4月現在)、ウェブマガジンも7記事で累計200万PV超えです(著者プロフィールより)。


『うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと』 おすすめポイント

ここでは、本書のおすすめポイントである、

①デラさんの経験談

②消耗しないという考え方

を紹介します。

①デラさんの経験談

著者のデラさんはうつ病にかかり、なおかつ、

  • うつ病から回復、再発を繰り返す

  • 週に2回のバイトでなんとか生きている

  • 投資詐欺に引っかかる

  • 結婚して2年で離婚

  • 自殺を図り失敗

など、というかなり波乱万丈な経歴の持ち主です。

しかし、だからこそ本書は、うつ病の方の気持ちを理解し、寄り添った文章になっております。

著者のデラさんは、うつ病になる前、生きている時間のすべてを「仕事について」考えていることに充てていました。

周囲に比べ何もできない自分に対して焦り、気持ちは常に張りつめていたそうです。

わたしも、仕事をしていたときには寝ても覚めても仕事のことが頭から離れませんでした。

ミスをしたらどうしよう、怒られるとそればかり考え、食事も十分にとることができないほどです。

デラさんも脳をフル回転させて、仕事のことばかり考え、「ミスをする→怒られる→緊張でさらにミスをする」の悪循環に陥っていました。

うつ病になって、会社を辞めたあとも、アルバイトでの出来事が頭から離れず、再発してしまうことがあったそうです。

そんなとき、デラさんは仕事のことを何も考えず、アニメやYouTube、ゲーム、バッティングセンターに没頭することにしたところ、仕事のことを頭から追い出すことに成功したのです。

仕事のことを休みになっても考えてしまうときには、こうして意識的に没頭できることを見つけて実践すること。

わたしもやってみたいと思います。

この本では、このようにところどころ、デラさんの経験談も交えて解説されているため、共感しやすいです。

わたしも、「ああ、うつになるとこうなるよね……」とうなずきながら読んでいました。

また、実際の経験を基にしているため、モデルケースとして、「自分も同じようにやってみると回復できるかも!」という自信がつきますよ。


②消耗しないという考え方

本書でたびたび目にするのが、「消耗しない」という言葉。

デラさんいわく、


うつ病を治すための考え方は、シンプルに2つだけ。

「脳のダメージを回復させること」と、「脳を疲れさせないこと」


要するに、回復する量を増やして、疲労する量を減らせばいいのです

『うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと』デラさん著


とのこと。

例えば、よく勧められる朝散歩。

わたしも、ウォーキングを習慣にしていますが、朝はどうしてもつらいときもあります。

デラさんは「消費エネルギーを減らす方に力を注ぐべき」と言い、散歩をしたいときには時間帯にこだわる必要はないとしています。

「朝」に縛られなくても、ストレスのかからない散歩をすることが大切なのです。

他にも、片付けや買い物、人との関わり方などに、この「消費しない」の考え方が応用されています。

例えば、デラさんは日用品の買い置きはしません。

ルールは「なくなったら買う」で、セールや値段、ポイントに頭の容量を明け渡さないことを徹底しています。

もちろん、自分の投資になるものは値段が高くても、しっかり買っておくこと。

洋服や部屋にも、「生きていくのに関係ないから」とこだわりません。

ちょっとしたことですが、こうしたこだわりを減らす小さなことの積み重ねが脳の疲労を軽減してくれるのです。

また、仕事についても、1つの収入源にこだわらず、イベントスタッフの仕事やアイドルのマネージャーのような仕事、ココナラの仕事など複数の収入源を持っています。

どれかに依存せず、「これ辞めても別にいいか」と思える状態になることが、消耗しない生き方にもつながっていくのです。

わたしは、この「消耗しない」という考え方を知り、今まで「だらしないかな」「きちっとしなきゃ」と罪悪感を抱いていたことも、「消耗しないからいいか」と許せるようになりました。

ぜひ、実践してみてほしいです。

ほっと肩の力が抜けます。


『うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと』まとめ


『うつ病で20代全部詰んでたボクが回復するまでにやったこと』は、うつ病のデラさんが、うつ病の方に寄り添って書いた、生きやすくなるための本です。

本書を読めば、うつ病の方も、そうでない方も、きっと自分を肯定して、「消費しない」生活ができるはずです。

ぜひ、読んでみてくださいね。


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