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2025.1.26 SUN 松濤美術館と山種美術館

6:20起床
ゆで卵、キャベツの千切り、納豆、ベーコン、ひじき、味噌汁、白米
おかずが多くて皿の数が多くて忙しかった。やっぱり一汁一菜くらいの方が食べやすいんだな、ということを発見した朝。

今日は昨日の話を。
いつものアート仲間で美術館2つをはしごしてきた。
1つ目は渋谷区立松濤美術館「須田悦弘 展」
松濤美術館にいったことがある方はその場を思い起こしてもらいたい。
須田さんの作品はまさにこの空間だからこそ、お互いの相乗効果でここにあることでさらに作品が生き生きとしているように感じた。
普段、道端で見かけるようなドクダミや朝顔、雑草。それらが本物だと思うほど精巧に彫られている。須田さんは独学で木彫の技術を磨き、朴の木で様々な植物の彫刻を制作してきた。それらの植物は全て実物大で、それらを本当にひっそりと静かに配することで空間と作品が一体となり、独自の世界をつくりあげている。
初期作品やドローイング、古美術品の欠損部分を木彫で補う補作の作品等もあった。入り口で渡される作品リストは必携。作品リストを見ながら全ての作品を見つけた時の達成感も楽しみの一つ。
「え、こんなところに?」の連続だった昨年の内藤礼さんの展示を思いだした。

木彫です。

2つ目は、山種美術館
「HAPPYな日本美術ー伊藤若冲から横山大観、川端龍子へー」
長寿や子宝、富や繁栄などの願いが込められた作品に焦点をあて、松竹梅や七福神、富嶽などの日本人が古来よりめでたいと感じるモチーフの作品が並んでいる。鶏の脚に鱗を描いてしまうリアル(一緒に行った友人はそれが苦手)な伊藤若冲。川端龍子の百子図では子どもたちが象と戯れるていて、福音館の絵本にありそうな気がした。ちょっと加古さとしさんの絵にも似ているように感じた。象の目が結構怖い💦
横山大観は富士山の絵が有名だが、松の絵も色々あった。その松が、枝ぶりが貧相で、上に伸びるばかりであまり上手には見えなかった。そういう松を忠実に書いたのかもしれないけれど、大家というイメージだったのでちょっと違和感だった。
猪を小脇に抱えてビートたけしそっくりに口を曲げて笑う「埴輪 猪を抱える猟師」は、人物の表情も面白いけれど、小脇のひっくり返った子豚がなんとも愛らしい。これから食べられちゃうんだろうな・・とも想像すると複雑だけど。

仲間と作品の中に見つけたものをシェアしたり、作家の意図を想像したりしながら鑑賞することはとても楽しい。
ぜひ皆さんも誰かと一緒にミュージアム、行ってみて欲しい。

最後に食べた鯛焼きは餡がぎっしり、皮はパリパリで美味しかった。

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