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お金を払って喜んで人生最多うんこ拾い

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スペイン南部、国内最大級の犬の保護施設で、犬のうんこを拾いまくった体験談。スペインではある特定の犬種が毎年何万頭も飼い主から捨てられる。
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#一度は行きたいあの場所

海外へもらわれゆく命、永遠に減らない捨てられる命、スペインのダークサイド

スペインにある、600頭の犬が暮らす施設で、1週間寝泊まりさせてもらった。私にとっては毎日ウハウハのハーレムのような幸せな体験だったが、犬たちにとっては最も幸福といえる環境ではなかった。なぜなら、そこは虐待やネグレクトされ捨てられた犬たちの施設だからだ。 一般的に捨てられた動物の保護施設にはいろんな犬や猫がいるものだが、この施設は9割くらいが一つの犬種、スパニッシュ・グレイハウンド(スペイン語ではガルゴと言う)で、他の犬種はわずかである。同じブリードばかりいるから一見すると

命を生かすのは金がかかる。人海戦術、水の入れ替え、バケツ洗い。イタリア人はイタリア人。

人間に捨てられた600頭のガルゴ(スパニッシュ・グレイハウンド)の保護施設の中で朝6時半に起床した。ここはスペイン南部のアンダルシア地方、5月末で気温36度に達する暑く乾いた土地の真ん中にある犬の保護施設である。 ガルゴは、細長い鼻に細長い身体を持つ筋肉質でエレガントな印象の犬だ。かつては貴族しか持てない貴重な犬だったが、今ではレースや狩猟など庶民の娯楽のために飼育され、使い捨てされることが問題となっている犬である。スペインでは年間5万頭が捨てられているとされ、私が滞在して

スペインの保護犬施設に住み込みボランティア。アメリカ人、ドイツ人とうんこ拾い

スペイン南部、アンダルシア地方の犬の保護施設に滞在して、お金払ってうんこ拾いをしています。なんでそんなことをしているかという背景は前回書いたので、以下に委ねます。 空港から30分ほど、茶色い畑のような平地の中にポツンと犬の保護施設がある。ここには約600頭のスパニッシュ・グレイハウンド(ガルゴ)が保護されている。 郊外なので、犬が吠えても文句を言うような近隣住宅はない。交通機関はなく、自力でレンタルした移動手段が必要になる。私は、普段徒歩とバスで生きているので、レンタカー

お金を払って喜んで犬のうんこを拾いにきた話

私は今スペイン南部の陽の照りつける茶色く乾いた土地の真ん中にいます。いつも暮らしている島とは違い、歩いても海にたどりつけない平地の中です。 自分は今起こったばかりのことを書くのは向いていない人間で、しばらく寝かせる時間を要します。とれたての野菜を新鮮なうちに出す店ではなく、古漬け専門店です。ですが、今、あまりにたくさんの刺激の中に身を置き、古漬けにするより浅漬けくらいで出していった方が良い気がするので、書いてみます。 スペイン南部、もう首都マドリッドに行くよりも南下してモ