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こうめだせら
2020年1月25日 23:06
冬の澄んだ空気が空をどこまでも伸ばす。虹色に染め上げられた雲はオーロラのようで、だから幼い時分のきみに出会えたのだと思う。「つれてって」校門の角にできた雪山の隣。座り込んだちいさなきみが赤くなった頬で言うから、僕はその日、ついぞ門をくぐらなかった。 「ほんとはね、くらげが眠るとこを見たかったんだけど」たどり着いた水族館できみは、冷たい水槽に額をつけた。それは僕たちの繋がりが終わる前にきみが嬉