「やりたくない!」PTA役員はやらないまま逃げ切れる?
こんにちは!妊活・子育てサポートアプリCOTETEで保育士監修ページを担当している、さとうなつこです。
もうすぐ新学期、入学や進級の季節ですね。嬉しい反面、PTA役員の役員決めが憂鬱ということもあるのではないでしょうか。
前回の記事では、PTA役員は一年目がおすすめ!逆に大変なのはいつ?理由を徹底解説というタイトルで記事を書きましたが、今回はPTA役員はやらないまま逃げ切れる?をテーマに解説していきたいと思います!
前回の記事
PTA役員は一年目がおすすめ!逆に大変なのはいつ?
↓↓↓理由を徹底解説はこちら↓↓↓
<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>
そもそもPTAに加入しないことはできる?
非加入届を出すことによって加入しないことは可能
少し前に『PTAに強制的に入会させるのはどうなのか』と問題になったことがあるのはご存じでしょうか。
強制のように見えるPTAですが、非加入届を出すことによって“加入しない”という選択ができます。
また、PTAは本当に必要かどうかという疑問がある点から、PTA制度を廃止している園や学校も存在しています。
加入しないメリットデメリット
加入しなかった場合の対応は園や学校によって様々。
そのため、予め加入しなかった場合のことを問い合わせておきましょう。
ここでは、メリット・デメリットの一例をご紹介します。(あくまで一例ですので、園や学校によって異なります)
このように、PTAに加入しないことで、子ども側にデメリットが多いと考え、加入するご家庭が多くなっています。
自然な流れで自ら加入していることが多い
あくまで強制ではないPTAですが、PTA側からすると予算や人数の都合上、やっぱり加入してほしいと考えます。そのため、入園・入学の際に『PTAに加入しますか?』と聞かれることはほとんどありません。
PTAに関しての手紙の中に『PTA会費のお支払いをもって、入会とさせていただきます』などの記載がある場合があります。もし入会したくないと考えているのであれば記載をよく読むようにしましょう。
役員を断りたい人へ 注意したいポイント
PTAに加入するものの、実際に役員をやらないで逃げ切ることができるのか、どうしたらやらなくてすむのか、詳しい解説をします。
一度はやらなければいけないという暗黙のルール
小学校6年間の間に、一度は役員をやらなければいけないという暗黙のルールが存在していることが多いです。
そのため、多くの方はタイミングを見つつ役員をやっています。
しかし、"学年の子どもの人数”と”役員の人数”によっては、6年間で一度も役員をやらない人が若干名出ることが。
また、率先して何年でも役員をやりたい方がいると、やらなくてもすむ人が増えます。
『役員をやらない人が〇人出ますよ』とは教えてくれませんので、学年の人数と役員の人数から、本当に一度はやらなければいけないのか、やらなくてもすみそうなのか考えてみることをおすすめします。
提出する手紙の落とし穴
PTA役員を決める際に提出する、手紙をもらうと思います。この手紙が曲者の場合が。
『PTA役員をやっていただけますか? はい・いいえ』という単純なものではなく一工夫されていることが多いんです。
実際にあった手紙の文章を紹介します。
役員をやること前提であり、できない理由を記載するところさえありませんでした…。
いいえの下には、A4プリントの半分ほどの記載欄が…!
「仕事が忙しいため」「下の子が小さいため」では通らなそうなのが一目でわかるような手紙でした。
いいえと書いた場合でも、万が一決まらなかった場合にくじ引きでの抽選に同意する同意書にサインをするように求めるものも。
このように、一筋縄では断れないようなものもありますので、予め考えておきましょう。
「できる範囲で」という言葉に注意
「フルタイム勤務で仕事が忙しいため」「下の子が小さく大変なため」などの理由で役員を断ろうとすることがあると思います。
しかし、このような断り文句は想定内。
など「できる範囲で大丈夫なので」と言われて断りにくくされてしまいます。
シングルマザーの保育士時代、忙しすぎて役員をやりたくなかったのですが、このように言われて勧められました。
心の中では、「せっかくの土日を役員の仕事に使いたくない!」「平日の夜間なんてとんでもない!休ませて…」と思っていました(笑)
他にも「仕事をしているのはみんな一緒。仕事が言い訳にはなりません」と言われたことも…。
本当にできない場合には、このような「できる範囲で」「協力しあって」という言葉にも対処できるように考えておくといいと思います。
役員をやらずに逃げきった方法
私は、長男のときは小学校6年間+中学校3年間一度も役員をやりませんでした。(長男の幼稚園年少・次男の中学1年ではやりました)
理由としては、シングルマザーと保育士で本当に忙しく、休日出勤も持ち帰り仕事もあったため役員の仕事まで手が回らないと思ったため。
後半は妊娠・出産で余裕がなかったためです。
しかし、家庭の事情・仕事内容・妊娠出産はどれも免除の対象ではありませんでしたので、役員できませんか?と毎年言われてきました。
そんな中、役員をやらなくてすんだ方法をご紹介いたします!
役員決めの日に参加しない
シングルになる前は欠かさず出席していた役員決めですが、参加しない人もいました。
参加しないことによって押し付けられてしまうことはありません。
委任状が必要な場合は提出したり、くじ引きや代理じゃんけんで決まってしまったときにはしっかりやらなければいけない覚悟は必要だったりもしますが、出席することで「できる範囲でやりませんか?」と説得されることを考えると、出席しないという方法も一つの選択だと思います。
代理のくじ引きで、欠席していた方に当たってしまったのを見たことがありますので運に頼ることにはなります…!
推薦を避ける
役員を決める際、推薦というものがある場合が。推薦されてしまうと、「やりませんか?」と直接電話連絡がきて説得されることも。一対一だと断りにくいんですよね。
そこで、まずは推薦されないように工夫をすることがおすすめです。
どのような方が推薦されやすいのでしょうか?
余裕があるように見える人
実際はそんなことはなくても、周りから見て余裕がありそうと思われてしまうと推薦の標的になってしまうことがあります。親しい人以外には家族構成を伝えないようにしたり、例え時間があったとしても時間があるような雰囲気を見せないようにしましょう。
日ごろから忙しそうな雰囲気を醸し出しておくのもおすすめです。
名前と顔を覚えやすい人
仲のいいママは推薦しにくいため、あまり付き合いのない人を推薦することが多いようです。そのため、背格好や顔立ち等で目立ちやすかったり、名前を覚えられやすい自覚がある人が要注意。推薦のターゲットになってしまうことが。
学校によっては、保護者の方の名前の一覧が配られ、役員を推薦する人に〇をして提出、多い人が役員にされるというところもあるのだとか…!
必要なとき以外はネームプレートを下げないなど、できる限り名前と顔を一致させないようにするのも推薦を避ける工夫の一つになります。
“できない理由”を明確に伝えることが一番!
私が役員をやらずにすんだ一番の理由は、できない理由を明確に、正直に伝えていたことが大きいと思います。
最初から免除にはなりませんが、事情を話し「この人にやってもらうのは難しそうだな」と思ってもらうことは役員をしなくてすむ近道でした。
仕事が忙しい場合は、勤務時間や会社の雰囲気(休むと嫌な態度をとられる・休日出勤があるなど)を伝えたり、家計が苦しく休むと収入が減って厳しいなど。
兄弟関係の場合は、下の子を見ることに精一杯で気持ちに余裕がないためもう少し大きくなったら役員を考えている、祖父母が高齢で子どもを預けること自体が心配、夫が忙しく協力が得られないなど。
なぜできないのかを真剣に伝えることで、納得してもらうことができれば、役員をやらなくてすみます。
やりたくないのか、できないのかの違い
多くの人は「やりたくない」という気持ちが大きいと思います。
その理由を考えたときに、「やりたくない」のか「できない」のかは大きな違いです。
人それぞれ事情と、家庭の環境があります。そして、よその家庭のことは、周りには見えないものです。
平等にしなければいけないのはわかりますが、
「仕事が忙しい」→「でもみんな調整してやっていますよ」
「小さい子がいて大変なので」→「できる範囲で構いません」
というのは違うのではないかなと感じます。
ですので、ご自身が「本当にできない、厳しい」と感じているのであれば、理由を明確にした上で、できないことを伝えていいと思います。そして、もし「今年なら大丈夫かも」と思うことがあれば、今まで自分の代わりにやってくれた人たちに感謝する意味もこめて、立候補してみてくださいね。
最後に…
いかがでしたでしょうか?
役員をやらないですむ方法を解説してきましたが、去年私は次男の中学校の入学式の際に立候補し、役員をやりました。
1歳の娘を抱えての役員は大変でしたが、先生やお母さんたちと仲良くなることができ、息子の中学校での様子を見ることもでき、更にこの先2年間は役員をやらなくていいということで精神的にとても楽になっています。
大変ではありますが、悪いことばかりではないので、ぜひ勇気を出して役員をやってみることも検討してみてはいかがでしょうか。
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