すくすく❇︎海のはじまり第3話
海のはじまり第3話、みました!
こんなに毎シーンで色んな感情が起こる作品ってなかなか出逢えないからいつも楽しい。
Twitterで他の人の感想を見るのも楽しいんだけど、今回はひとつも見ていない。自分が感じたことをそのままに言葉にしたい方が勝った感じ。
1.2話の振り返りも含めて、感想、想像、自分ごとと共に書きます❇︎
すくすく
半年ちょっとで、そんなに伸びたの!?とびっくりはしたけど笑
こうやって、2人で成長を刻んで喜び続けてきたんだなあ。
大きくなること、成長することは人間の構造に刻まれていて、子どもにとって、親が自分の成長を喜んでくれることって純粋に嬉しい。
ドアを閉める風圧で浮かんだカーテンに覆われる水季。
「どこ行くの…?」は、今日仕事?それともお買い物?の質問じゃない。全然ない。
本当に、どこかいってしまうんじゃないか、いなくなるんじゃないかって不安だったんだよね。
1話で大和が言ってた
「この人までいなくなったら終わり、みたいな」の感情と近いのだろう。
水季はいつから自分の病気を知っていたのか。
「いなくならないよ」は、
絶対に居なくならない自信がある人じゃないと言えない言葉だと思う。
海が自分より大きくなる日が来るのは楽しみだっただろうし、本当にずっと居るつもりだっただろう。
水季がいなくなった。でも、海の「すくすく」は、続いていく。
どこからが海か
津野くんは海の日の読み聞かせイベントかな。今日の絵本は「ぷかぷか」。
タコくんが海に浮かびながら、空を飛べたらどうやって飛ぶ?など想像を広げるゆる〜い雰囲気の面白絵本。
さすが図書館司書津野くん、夏の祝日のイベントにぴったりの絵本選び。
絵本の内容を知って驚いたのは、このドラマにもぴったりすぎるってところ。
最初にタコくんは言う。
「うみも そらも あおいなあ」
「どこまでがうみで
どこまでが そらか
分からなくなりそうだ」
どきっとした。
物語の始まりの海ちゃんの言葉と重なる。
「どこから?
海。どこから海?」
別にここからが海とかないんじゃない。わかんないけど。
終わりはあそこ?
水平線ね。あれは終わりじゃない。終わりに見えるだけで、あの先もずーっと海。
水季との会話が続く。
さりげない図書館シーンに、こんなリンクがあるなんて。津野くんの意図しないところで、海ちゃんも無意識のうちに、水季を感じる時間。
そして今回のテーマのひとつであろう「すくすく」に通ずるオノマトペでもあるタイトル。どこをひろっても何かある。すごすぎる…
2005年発行という、ぷかぷか。
もともとこの本をご存知だったのか?調べて辿り着けるものなのか?脚本家さんや作家さんは元々絵本に詳しいのか?お仕事体験に行きたい…
抱きしめる腕と涙を抑えるハンカチ
なんで泣かないの、と海ちゃんに問い詰める夏。心から訊ねて、泣けば良いと訴える眼差しと言葉は決して無責任では無かった。
どんなに後ろ向きな気持ちだって、その感情はあって良いのだと認めてくれる存在がそこにいる。
一旦距離をとった夏に飛びこんで行った海ちゃん、よく行った。。悲しい気持ちを初めて放出できた時だった。
反対に、「偉いよ」と我慢を讃えて涙を拭くためのハンカチを差し出した弥生。
そんなことないよね、大丈夫だよ、みんなが代わりになってくれるよ
前向きなようで、全て、心に蓋をさせる言葉。だけど決して意地悪で言っていない。弥生はきっと今までそうして自分を励まして進んできた。心に、たくさんの蓋を被せながら。
もしかしたら弥生は、あれからも、それまでも、泣くことができない子だったのではないか。
2話で出てきた弥生からお母さんへの電話、留守番電話だったな。
妊娠中絶という大きな出来事を、留守番電話で伝える。「お騒がせしました」と添える。その距離感、母娘の関係性に思いを馳せてしまった。
泣かない事を良しとされて育ってきたのか、中絶の責任と罪悪感によって、自分には泣く権利は無いと感情を押し込めているのか。
涙と一緒に感情を流してしまえば、現実に押しつぶされてしまう恐怖もあるのかな。
次回予告の弥生の泣き方に胸が潰れそうになる。泣いてもなお、シャワーと共に流し涙を涙と捉えないでいる。これは予告のワンシーンだから分かんないけど。
弥生が低容量ピルを飲んでいるのは生理が重いからでも体調管理のためだけでもない。2度とあの出来事を起こさないためにできることを、あの時以降の習慣。毎日ひと粒飲む度に、お腹に居た子のことを思わずにはいられないと思う。
そう考えると、夏くんは悲しい時に悲しいと言って良いと思える実感や体験を持つ人。これまでの人生で、その発想が身近にあった人。
まだスピンオフ見れてなくて…泣
月岡家のことを知れるかな。
早く見たい。
鳩サブレ
学校で、今はママのことを考える時間、って鳩サブレを描きながらショボンとしていた海ちゃん。夏の伝えたかったことをしっかりと受け取っている。
なんて柔軟な人なんだろう。ママを想って、イラストとして表現(アウトプット)して。絶対に、自分を癒す時間になるよね。
サブレを先生に「鳥さん」と言われて睨む海ちゃん可愛かったな。
本当に1シーンごとに気になることがあって、書ききれない笑
また時間があれば別の場面のことも感想書きたいです。
ぷかぷかの読み聞かせ動画があったのでリンクを貼ります