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知ろうとすること、嫌いでいいこと。全てがスピンオフって事(海のはじまり5話)



水季は子宮頚がんだった。

私の家にも自治体からがん検診のお知らせが来ていた。年齢のタイミング的に、当てはまるのは子宮頚がんの検診のみ。

定期的に婦人科には通ってお薬を出してもらっているから、通院するのが面倒とか抵抗があることは無い。でも逆に、また病院に行くからと思うと、そのうちでいいかと前回スルーしたんだった。

次の受診の予定は1ヶ月後。婦人科診察と一緒に、がん検診の予約を入れよう。


月岡家に海ちゃんが来た。

スピンオフを見て気づいたけど、夏サイドの中で唯一大和だけが、みずきに会った事があり、どんな人なのか知っている。

あの水季さんの子ども。

そう思うと、

初めましてだけど
初めましてじゃないような

君のママのこと知ってるよ、

いらっしゃい、よろしくね、

心からそんなエネルギーが発せられていて。

「子どもに好かれそうな性格だから」だけでは無い、海ちゃんの心に寄り添うものがあったんだろうな。


わたしはもともとTVerで観る派だからそのままスピンオフ観てるけど、このドラマ、完全にスピンオフも本編に込められているような気がする。

というか、
現実世界も全てがスピンオフなんだと思った。

私から見えている景色や出来事はほんの一面的なもので、同時刻に無数の場所で、人で、色んな事や思いが巡っていて、

スピンオフを見ても見なくても
それ以外の世界もあって。

それはもう描ききれなくて、

だから知ろうとすることが
必要なんだと思った。


同時に、
全てを知ることは不可能だという事、

知ろうとしすぎて他者を不安や不快にさせることもある事、

あちこちに配慮するばかりに自分が苦しくなるのはもはや自分に配慮できてなくて自分を大事にしてあげよ〜↑?って事も

あるよなあと思う。




子どもの頃、服などの買い物をしに出かけるには必ずトンネルをくぐって町まで車で30分かかっていた。

今より舗装がガタガタの車道で、
車に揺られながら窓の外をよく見ていた。

対向車線側をじっと見てると、
しゅん!しゅん!!と何台もの車とすれ違う。

小学生くらいの私にとっては、

その車全てに誰かが乗っていて、
見える景色は自分が見ているものと反対向きで、
車の数だけ会話や空気感や
人の関係性が乗っていると思ったら、

それが不思議でしょうがなかった。


全部は知れないし、分からないし、
だけど確かにあるのだということに
時々目が回りそうになる。



嫌いでいて良い。

あなたの意思を全面的に尊重する。

小さな弥生ちゃんはずっと
そんな風に言われたかっただろうな、


お葬式の時のおばあちゃんの海ちゃんへの距離感。
おばあちゃんと津野くんの全く親しく無い感じ。

病気が分かるまでは実家に頼らずに暮らしてたと今回はっきり描かれていた。

孫、すっごい楽しみ!と言ってくれたおじいちゃんにはその後会ったり遊んだりする事もほとんど無かったのかな。?


一緒に寝たい海ちゃんのシーンでいまだに苦しい。

以前、ピンクのイルカのぬいぐるみを
はじめて!!と言った海ちゃん、
抱きしめてるのはブルーのイルカ。



5話感想が
下書きのまま、残ってた🐿️

子どもたち夏休みにつき
全然書く時間や考える時間が足りない〜

これから6話観て、感想綴るぞ🐿️
言葉を書くのは楽しいです🌼

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