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〖写真詩〗「カーネーション」
他人から見た「不幸」も
自分から見たら「幸せ」だったりもする。
「幸」か「不幸」かは。
「見る角度」によって違うのだから。
HANA。
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【コメント】
私はこの詩を書いた時、適応障害と診断され、自宅療養をしていました。
もともと花が好きでよく飾っていました。
病気になり、寝たきりの日々が何日も続きました。
ふと、飾ってあるカーネーションを見た時、一本のカーネーションがぽきっと折れている事に気が付きました。
「水変えをしてあげていなかったから。あのカーネーション…折れちゃってる。今の私と同じね。」
と思いました。
人は、折れているカーネーションには気づかずに綺麗に咲くカーネーションにばかり目が行くかもしれない。
でも私は折れたカーネーションを、自分自身に投影出来た。
それが少し、嬉しかった。
その時作った詩です。
詩とも呼べない呟きのような、でもそれが私の作品の原点です。