RENDEL レンデル 90年代の匂いがするヴィジランテ

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07CVPPDD8/ref=atv_dp_share_cu_r


レンタルビデオ屋が出来た頃、家でテレビ以外の映像が流れることだけでもアメイジングだったので、内容は何でも良かった。
棚にずらっと並んだアクションもの。
まったく知らない俳優のB級アクションだとわかっていてもわくわくしたものだ。
このレンデルは割と真面目に作っているアクションで、妻子を殺された男がスーツを纏って復讐するというテンプレ的映画。
こういうので良いんだよ。
古のダークヒーローの傑作ダークマンを思い出す雰囲気がある。
特に妻子を殺されてしまう場面は結構悲痛で、90年代のいい加減な演技は感じさせず、2018年の作品だと思わせる(最近のでもヒドイのあるけど)。

これも例にもれず★2・5だけど、大作や有名俳優出てないから評価低くつけるってのはどうなのかねって思うよね。

ちょっと面白いなと思ったのが、傷口を塞ぐためにタールを塗る場面があるんだけど、これは中々ないなと。
脚本家の後輩家がB級映画マニアで「どんなにダメな映画でも他にない演出が一つでもあれば、俺は楽しめるんすよ」と言ってたのを思い出した。
タールを塗っても焼け石に水。
タールが固まって傷口がふさがればよい。
復讐を遂げられれば悔いはない。それまで持てばよいという覚悟が伝わってくる。
制作がフィンランドというのも結構珍しいし、アクションものが好きな人は楽しめるのでオススメ。

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