#1 状況に応じたリーダーシップを実践しよう!~SL理論の活用編~
皆さん、おはようございます!!
週の始まりの月曜日は、読者の皆さんの成長をサポート!
今日が、昨日よりも少し豊かになるヒントをお届けします。
ぜひ最後までお付き合いください。
(文字数:2019文字 所要時間:約5分)
本日のテーマは、『状況に応じたリーダーシップを実践しよう!~SL理論の活用編~』
このSL理論と言う言葉。初めて耳にする方も多いかと思いますので、
まずはSL理論の説明から。
SL理論
SL:Situational Leadershipの略であり、状況対応型リーダーシップモデルと呼ばれています。
集団の成熟度によってリーダーシップの取り方を変えなければならないという考え方です。
この理論の核心となるのは、リーダーが部下の「能力」と「意欲」に応じてスタイルを変えるということなんですよね!!
では、次の章では、4つのタイプと成熟度(S1~S4)、それぞれの特徴を見ていきましょう!
1、教示型(S1)
能力も意欲も低い部下。
2、説得型(S2)
能力は低いが、意欲は高い部下
3、参加型(S3)
能力は高いが、意欲が低い部下
4、委任型(S4)
能力も意欲も高い部下
というタイプに分けられます。
では、このそれぞれのタイプに対して、どのようなリーダーシップの取り方が有効か?
教示型:新人
~明確な指示を与える一方通行型のリーダーシップ~
具体的な指示を出しつつ、タスク設定を行う。
頻繁なフォローアップを行いながら、進捗状況の確認が必要。
基本的なスキルトレーニングの提供が必要。
説得型:若手~中堅
~説明をし、部下からの質問に答える双方向型のリーダーシップ~
目的を達成するための具体的な方法を説明する。
意欲は高いため、相手からの質問にはしっかりと答えながら熱意を維持する。
スキル向上のため、研修等の機会を積極的に提供する。
参加型:リーダー
~対話をもとに、相手に決定権をゆだねていく双方向型リーダーシップ~
意思決定プロセスへの積極的参加を促す。
新しい挑戦などの機会を提供する。
部下の能力は高いが、不安解消などメンタル面での支援が必要となる。
委任型:ベテラン~管理者
~決定権や業務遂行の責任をゆだねる最小限のリーダーシップ~
大きな裁量権を付与し、戦略的課題やプロジェクトの任命。
メンター役としての活躍機会を与えるなど、一定の責任と裁量を与えると効果的。
・自分自身はどのタイプに当てはまるのか?
・あなたが管理者として、部下を育成する立場であれば、一人一人がどのタイプであり、そのタイプに適したリーダーシップの取り方をしているでしょうか?
一度、頭の中でイメージしてみても良いかも♪
リーダーシップ論を活用するメリット
1、個別対応による効果的な育成
SL理論を用いることで、部下一人ひとりの成熟度に合わせた育成アプローチが可能になります。
2、リーダーシップスキルの向上
リーダー自身も、状況に応じて柔軟にリーダーシップスタイルを変える能力を磨くことができます。
3、モチベーション管理の改善
部下の能力と意欲を正確に把握し、適切なアプローチを取ることで、モチベーションの維持・向上が図れます。
4、コミュニケーションの質の向上
部下の状態に合わせたコミュニケーションを取ることで、相互理解が深まります。
一人一人の習熟度を理解し、個別でのアプローチが、組織の育成に大きく繋がりそうですね!!
リーダーシップ論を活用するメリット
1、時間と労力の増大
個別対応を行うには、各部下の状態を常に把握し、適切なアプローチを考える必要があります。
2、誤った判断のリスク
部下の能力や意欲を正確に判断することは難しく、誤った評価に基づいて不適切なリーダーシップスタイルを取ってしまう危険性があります。
3、公平性の問題
個別対応を行うことで、一部の部下が特別扱いされていると感じる可能性があります。
4、柔軟性の限界
実際の職場では、常に理想的なリーダーシップスタイルを取ることが難しい場面も多々あります。
このように、特に1の部下の状況把握と適切な対応を行うにあたっての時間をどれだけ割けるか?が、この人手不足の中、大きな焦点となってきそうですね!!
まとめ
SL理論を用いた部下育成は、個々の成長段階に合わせた効果的なアプローチを可能にします。
しかし、その実践には高度なスキルと多大な労力が必要です。
リーダーは、SL理論の基本を理解しつつ、自身の経験や組織の在り方、何より部下との信頼関係を
基盤として、柔軟かつ効果的な育成方法を模索していく必要があります。
特に、人員の不足が叫ばれる中、この理論の実践していくにあたっては、現状の把握とともに、しっかりと
中長期的なスケジュールを組むことが必要不可欠になると思います。
皆さんの勤める会社・組織はどうでしょうか?
もし、人材的に教育にあてがう余裕があるよという方は是非、実践してみてもよいのでは?
ということで、今日は以上になります!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました!!
では、また👋