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憶測で決めつける女性ほど恋愛が上手くいかない決定的な理由。


憶測はどこまでいっても
憶測でしかない。


恋愛が上手くいかなくなる理由の一つに、「憶測で考えて決めつける」というものがあります。

つまり、その相手に確認したわけでも聞いてもいないことを、勝手に想像して断定すると上手くいかないんですね。

恋愛でよくある憶測による決めつけが、次のようになります。

・きっとこれは好き避けに違いない
・どうせ私のことなんて○○だと思ってるはず
・LINEのアイコンが変わったのは何かのメッセージかもしれない
・BGMが変わったのは私に対する気持ちの表現?
・どうせほかに女がいるはず
・○○してくれたということは、ちょっとは私のこと好きなのかも
・こんなに自分の話をしてくれるということは、もしかして脈アリ?
・私のことが嫌いだから酷いこと言ってくるんだ
・なんか私にだけ態度が冷たい気がする  etc…

挙げればきりがないのでこの辺にしておきますが、このような憶測による決めつけは大体が勘違いであり、気のせいです。

実際、ネットでよく言われているような脈アリ行為ばかりされるから、「きっと彼は私のことが好きなんだ!」と思って告白したら、「友達にしか思えない」と言われ振られた。

ネットの脈アリ診断は信じないけど、明らかに好意がある印象を受けるから、「このまま行くと付き合うかも!」と思っていたら、あっさり彼に彼女ができた。

こういうケースは枚挙にいとまがないのです。

どれだけ信ぴょう性が高そうなことでも、どれだけ偶然が重なったとしても、そこに事実が存在しないのであれば、それはたちまち根拠がないことになってしまいます。


たとえば、ネット上でよく見かける陰謀論。

やれダークサイドの組織だ、政府の策略だなんて言われていますが、どれだけ信ぴょう性が高そうな情報でも、そこに根拠がなければたちまち都市伝説レベルの話題に成り下がってしまいます。

何が言いたいかと言うと、事実確認してないことを憶測で決めつけていいことなんて一つもないんですよね。

決めつけが引き起こす
悲惨な末路。


前述した恋愛でよくある憶測による決めつけ一覧の中で、「そう信じておけば幸せそう」というものがいくつかありますが、そのまま現実を見るつもりがないなら、それは一つの幸せとして成立すると思うんです。

しかしそれが、自分が思いたいように思って事実にないことをねじ曲げた決めつけであれば、そのまま暴走してしまい、場合によってはとんでもない事態を引き起こすケースがあるんですよ。


たとえば、「きっとこれは好き避けに違いない」という決めつけ。

どこをどうやって見ても盛大に嫌われているのに、好き避けと思いたい人は、その事実が可能性としてあることを意地でも認めようとしないんですよね。

そして、相手にしつこくしたり自爆したりして、さらに嫌われる。

あまりにも暴走が酷いから、ストーカー扱いされて接近禁止命令を出された人たちが実際にいます。


ほかにも、会社にいる好きな男性が空リプでつぶやいたことを、自分に対する侮辱と攻撃だと勘違いした女性がいました。

そして激昂し、ひどい暴言をDMで送りつけてしまい、恐怖に感じたその男性が上司に報告して問題になり、会社にいられなくなった人もいます。

このように、憶測による決めつけは暴走してしまうと、とんでもない結果を引き起こすことになりかねないのです。

ちなみに、カウンセラーやアドバイザーが情報発信していると、その投稿内容に対して自分のことを言われているのだと決めつけて、「それ私のことですよね?」と言ってくる人がよくいるそうです。

幸い、僕は今までこういうことは記憶にある限りではなかったと思うのですが、よくあるケースらしく、FBやXの投稿で何度も目にしたことがあります。

投稿者の人たちは全員、「誰もあなたのこと言ってないですよ」「なんでもかんでも自分に結びつけ考える意味が分からない」というような旨を綴っています。

つまり、言葉を選ばずにはっきり言うと、なんでもかんでも自分に結びつけて考える人って、自意識過剰なんですよね。

他人が自分のことをどう思っているか?どのように見ているか?を気にしすぎている人ほど、この状態に陥りやすいです。

あと、自分がいつも注目されているという前提を作っている人も、そうなりやすいです。

決めつけによる自己解決が
悪い方向に向くこともある。


ほかにも、憶測で考えて決めつけてしまう人は、悪い意味で自己解決していることがよくあります。

カウンセリングをしていると、「どうせうちの主人は私のことを○○な女だと思ってるんです」というような愚痴をこぼされる方がいらっしゃいます。

でも、「直接旦那さんにそう言われたんですか?」と聞くと、「言われてはないですけど、きっとそう思ってるんです」という答えが返ってくる。

「うちの人は何言っても聞いてくれないんです」と言う方に対しては、「じゃあ今まで何回も何回も掛け合ったということですか?」と聞くと、「いえ、1~2回ぐらいです」という答えが返ってくる。

つまり、憶測で決めつけて、それで無理やり納得してるんですよね。

なので僕は、具体的な確認方法や掛け合い方を、彼女たちにお伝えしました。

すると、実際に行動に移された方が次のようなご報告を、後日にしてくださることがあるんですよ。

「主人に聞いてみたら全然違う答えが返ってきました。私の勘違いでした」

「ちゃんと掛け合ってみたらしっかりと話を聞いてくれました。
今まで私の言い方が軽すぎたんだと思いました」

そして皆さん、「言って本当に良かったです」と仰ります。

憶測で決めつけていたままなら、このような結果にはならなかったですよね。

もちろん、言って良かったという結果になることばかりではありませんが、「ちゃんと確認する」「ちゃんと伝える」ってものすごく大事なんです。

言葉って、端折れば端折るほど伝わらなくなります。

「ここまで言わなくてもこれぐらい言っておけばいいか」と思って言葉を端折ると、全然伝わっていなかったということなんて、ざらにあります。

「これぐらいでいいか」で済まさずに、「ちゃんと端折らずに言わないと伝わらないかもしれない」と考えておいた方がいいのです。

ツーカーの仲なんて
そんな簡単になれない。


なぜか多くの男女は、大してコミュニケーションを取っていないのにもかかわらず、いきなり「ツーカーの仲」を目指そうとします。

たしかに、言わなくても理解しあえるツーカーの関係は存在しますが、ほとんどの場合、そこに至るまでに莫大な時間をかけたコミュニケーションを、その2人は取り合っています。

そして、「10言わなくても1言えば分かってくれる人がいい」という考えもやめましょう。

たしかに、こういう人と一緒にいたら楽ではあります。

しかし、「本当に分かってほしいこと」「本当に伝えたいこと」ほど、10どころかそれ以上言わないと伝わらないことがほとんどなのです。

「そこまで言わなくても分かってるよ。○○ということででしょ?」と相手が口にしていないのであれば、言葉を端折らずに伝え続けた方がいいのは間違いないでしょう。

本当の答えは
その相手しか持っていない。


以上の理由から、憶測で決めつけていいことは一つもありません。

そして本当の答えは、ネットにも、本にも、どこにも転がっていないのです。

憶測で決めつけられている相手しか、本当の答えを持っていないのです。

これまでにお話した内容は、恋愛に限った話ではありません。

すべての人間関係に共通して言えることなんです。

人間は、自分の思いたいように思いたいし、見たいように見たい側面があります。

なので、不都合や認めたくないことと向き合わないように、事実を知ろうとせず憶測で決めつけることがよくあります。

しかし、そうしている間は、誰とも深い関係を築けないと思っておいた方がいいでしょう。

本当の意味で誰かと親密な関係を築きたいなら、ちゃんと「言う・聞く・確認する」こと。

それは場合によってはとても勇気がいることだけれど、どうかしっかりと、自分にも相手にも向き合ってください。


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