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心を開かない部下・後輩にどう接するか

皆さんの周りにも一人ぐらいいるだろう。

何を考えているのかいまいちわからない上に、気を遣って雑談を振っても大して乗ってこず、定時になったら長居は無用とばかりにそそくさと帰ってしまうそんな若いヤツ。

今日はそんなヤツとの接し方について考えてみたい。

まずヤツと仲良くなろうにも、会話がはずまない。無理に話を合わせようとして「今うっせぇわって流行ってるんでしょ?」なんて話の振り方をしてはいけない。「ハア?」というリアクションをされるのがオチである。

好きなものを知ろうとして「連休何するの?」「家で何してるの?」と聞くのも悪手である。雑談に乗ってこないやつがプライベートについて語りたいわけがない。

そんならどうすればいいのよと思ったそこのあなた。

心を開くことを期待するのをやめなさい!

てのが私の回答である。

心を開けるタイプの人からしたら信じられないかもしれないが、「心を開く機能」は誰にでも備わっているわけではない。

「開く」というメタファーによって、心には「開いている」か「閉じている」かの2つの状態があり、まるで本人がその状態を自在に切り替えられるような印象を受ける。

しかし果たして心とは本当にそのようなものなのだろうか。

心とは「浮かび上がる」ものかもしれないし、「立つ」ものかもしれないし、「消える」ものかもしれないし、「積み上がる」ものかもしれない。

心が積み上がるものなのだとしたら、ヤツがなかなか打ち解けないことにも納得がいく。グイッと距離を詰めたところで、一回に積み上がる量は決まっているのだから。

なぜヤツは心を開かないのだろうか。その答えは「開くタイプじゃない心を持っているから」かもしれない。扉にしたって開き戸もあれば引き戸もあるのだ。

心は開くもの。

そんな固定観念を捨ててみよう。

そして気長に付き合おう。

これがヤツである私からの提言である。

(どみの)

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はもん
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