エッセンシャルワークは本当に「エッセンシャル」か?
という場合によっては不謹慎ともいえる問いを、改めて検討してみる。
昨今、そこかしこで「社会を支えている、彼らなしでは社会が立ちゆかないエッセンシャルワーカーたちの賃金があまりに低い」という声を耳にする。
「賃金があまりに低い」という感慨には、その逆の「本当は要らない仕事なのに、そういう仕事に限って謎に高収入である」という事態が暗に念頭に置かれている。そういうのは今日「ブルシット・ジョブ」(クソみたいな仕事)という便利で的確な言葉をあてがわれたりもする。
職業に貴賎はない