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サウナに無関心だったわたしがサウナの世界に魅了された場所「さやの湯」(前編)

みなさん、はじめて水風呂に入れた日のことを覚えていますか。

わたしはいまでも鮮明に、はじめて水風呂に入れた感動を覚えているのですが、先日そんな思い出の場所にいく機会がありました。

東京都板橋区にあるさやの湯です。

ひさびさに訪れたさやの湯で、はじめて水風呂に入れた日のことを思い出しました。きょうは、そんな思い出話に花を咲かせようと思います。


サ道に出会った2016年夏

「温泉旅館みたいな雰囲気のある施設があるらしい」

そんな情報をどこからか仕入れたわたしは、お風呂好きの友達をさそって、さやの湯へ出かけた。

学生時代からスーパー銭湯や温泉めぐりが大好きだったわたしだけど、サウナにどっぷりハマったのはちょうどこの頃から。

むしろさやの湯がきっかけだったと言っても過言ではない。

https://www.amazon.co.jp/サ道-心と体が「ととのう」サウナの心得-講談社+α文庫-タナカカツキ-ebook/dp/B01M19JK0Y


サウナへの興味がわいたのは、タナカカツキ先生の「サ道」を読んだことがきっかけだった。

わたしが大学生時代にとある温浴施設でアルバイトした経験があることを聞きつけた会社の先輩(男性。わたしのサウナの師匠)から「面白いから読んでみて」と渡されたのが、タナカカツキ先生の「サ道」だった。(文庫版)

当時のわたしが、サウナに興味があったかというと……「はぁサウナですか、岩盤浴の方が好きなんですけどねぇ」という程度。笑

というのも、学生時代にアルバイトしていた温浴施設でロウリュサービス、今思えば正確にはアウフグースサービスをスタッフとしておこなっていた経験があり、サウナ=めちゃくちゃ熱い中、頑張らないといけない場所という感覚がずっとあったからだと、今さらながら思う。

多い時だと40人くらいがサウナ室にドドドとおしよせてきていたので「なんでみんな、こんなにサウナが好きなんだろう」と思いながら、タオルでばっさばっさ熱波を送っていた。


そんな経験をしていたので、サ道を貸してもらったときは「サウナねぇ」という感じだった。

でもせっかくだしなぁと思い読み進めてみると、とにかくよみものとしておもしろい!サクサクっと読み終えてしまった。

1番印象に残っているのが、「サウナの後に、水風呂に入っても、体にうすい膜のような羽衣ができるので冷たくない」という記述。

まさにこれ。


最初に読んだときは、いやそんなバカな〜と思いつつ、これ本当なのかな?とちょっぴり興味が沸いていた。

わたしはそれまで水風呂に入った経験が一度もなかった。水風呂=心臓止まりそうというイメージがあって、怖くて入れなかったのだ。温浴施設は大好きだったけど、水風呂は完全スルー。


先輩には「おもしろかったです」といってサ道を返却した。「サウナ行ったら、本通りに試してみて!本当すごいから!」と言われ、まず行ったのが古巣のアルバイト先。


サウナ室にはいって5分ほど温まる。身体を温める行為は大好きなので、サウナは全く苦ではなかった。そして水風呂へ!!



…と思ったけど様子がおかしい。なんか本で読んだ雰囲気と違う……。


あ、そうだここ、バイブラ水風呂じゃん……

すっかり忘れていたけど、元アルバイト先の水風呂は、ぶっくぶくのバイブラタイプだったのだ。

羽衣が体験したいけど、バイブラが効いてちゃぁさすがに無理な話で。でもせっかくだからと、水風呂に入ったはいいものの、腰あたりまで浸かふつーに離脱。


結局はじめてのサウナは体験できないまま、不完全燃焼で帰宅した。


一連の流れを先輩に報告すると、すこし残念そうな顔をしたのを覚えている。(今思えばサウナの話ができるやつが会社にいたら良いなぁと思っていたに違いない笑)


そんな先輩の残念そうな顔をみて「次こそは、ちゃんとサウナ→水風呂を体験するぞ!」と意気込んで、運命のさやの湯へ行くチャンスがやってきた。






かなり長くなりそうなので。笑
後半に続きます!


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