サウナに無関心だったわたしがサウナの世界に魅了された場所「さやの湯」(後編)はじめての水風呂は今も変わらずここにあった
※↑前編の続きから※
さやの湯へ
水風呂チャレンジが失敗におわってしまった私は、次なるチャレンジの場所を探していた。
そんな中タイミングよく、お風呂好きの友人から「どっか風呂いこうぜ」的な誘いがあり、東京にいながら温泉旅館的な雰囲気を味わえるとウワサのさやの湯へ足をのばした。
志村坂上駅という聞こえ慣れない駅から、10分ほど歩いて到着。趣ある外観と、のんびりできそう雰囲気の店内にわくわくしたのを覚えている。
友人とじゃあまた後でと別れ、浴室へ向かった。
浴室へ
さやの湯の大きな特徴といえば、かなり開放的な露天風呂が楽しめるところ。都内にいることを自然と忘れてしまう、非日常的な空間が広がっているのが人気の理由だと思う。
ドライサウナと水風呂は内風呂にある。サ道で読んだ内容をなんとなぁく思い出しつつ、とりあえずサウナへ。
この間さやの湯に訪れたとき、ドライサウナがかなり人気でびっくりしたのだけど、7年前の2016年はサウナもガラガラだった。サウナ室はかなり広々しているので、テレビを見ながらのんびり過ごした。
水風呂、再チャレンジ
水風呂は、ドライサウナを出たすぐ目の前にある。汗を流して、おそるおそる水風呂に浸かる。
いやふつーーーに冷たい!!!!!!
前回の反省を生かして結構サウナで温まったつもりだったけどまだ足りなかったのかも……そんな風に思いつつ、水風呂との格闘。
でもここで辞めたらまた振り出しに戻ってしまうという気持ちが強くなり、水風呂に全身を浸けてみた。
サ道にも、最初は冷たいけど水のなかでじっとしていると、なんだか急に冷たさを感じなくなる
と書いてあった気がするのを思い出し、水風呂の中でじーっと体育座りしてみた。
……あれ、全然冷たくない。
むしろなんだか心地よくて気持ちいい。
突然新しい感覚に襲われて、かなり驚いた。それと、これが水風呂かぁ〜〜〜と感動したことを覚えている。今まで水風呂に入る人たちを「ふぇえ…あの人超人じゃぁ…」とながめていたことを恥じたい。
大きな窓から内湯に差し込んでくる光、喉がスーッと冷たくなる感覚。なにもかも新鮮で、本当にキラキラして見えた。いや、めちゃくちゃ気持ちいいんだけど!!
と、まぁ水風呂はしっかりチャレンジできたんだけど、むしろその後の醍醐味となる外気浴については、まっったくと言っていいほど頭から抜けていて。笑
というか、サ道の内容がちょっとうろ覚えで、その日は、ととのうまで辿り着かなかった。笑
会社の先輩に水風呂はいれましたぁ!!と意気揚々と報告したところ「ととのった?ととのった?」といわれ、「へ、ととのったって…?」とかえしたところ「お前ちゃんと読んでないだろ!!!!」と怒られたのはここだけの話。
(はじめてのととのいは、また今度書くことにする)
お初水風呂のその後
水風呂にチャレンジし、初羽衣体験ができたわたしは、こうしてサウナへ世界へ魅了されていった。
それまで休日は家でダラダラと過ごすことが多かったけど、休みになれば行ったことのない施設に足を伸ばしたり、サウナのマンガや本を読むようになったり。
そうして月日が流れ2023年になった。
わたしは今、サウナ施設や銭湯に取材に行かせていただき記事を書いたり、サウナへの思いをnoteに綴ったりしている。
さやの湯の水風呂はわたしの原点であり、いろんなことを思い出す場所。
また初心に帰りたくなった時、あのなめらかで優しい水風呂に浸かりに行こうと思う。
かなり長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
みなさん、よいサウナ、銭湯、水風呂週末をお過ごしください。