#190 体にも脳にも悪い?「座り疲労」
ふだん、座ってる時間は長いですか?
長いこと座ってると、
「動いてないのになぜか疲れてる」
ってこと、ありますよね。
実は、私たちの体は
✖️座る時間が長いと「 座り疲労 」を起こす
ようにできています。
日本人特有の「 座り疲労 」
日本人が座ってる時間は、
1日に平均7時間。
これは世界一だそうです。
確かに、朝から晩まで
デスクワークしている方も多いでしょう。
長時間座ってると、
腰から下が疲れることがありますよね。
これは、
✔️ 筋肉を使わないせいで
「 下半身疲労 」が起きるため。
下半身を支える1番大きい筋肉が、
お尻の筋肉。
ここを鍛えると、
体全体が安定して、
疲れにくい体になります。
ところが、座りっぱなしで
お尻の筋肉を使わないと、
筋肉量が低下して、
動くのがどんどんつらくなってしまうのです。
動く量が減ると、
筋肉量も低下します。
そしてさらに動かなくなる……と、
負のスパイラルに入ってしまいます。
脳機能も落ちる
座る時間が長いと、
頭の働きも落ちることが分かっています。
アメリカが25年に渡って行った調査では、
座る時間が長い参加者ほど、
記憶力や集中力など、認知機能が低下した
ことが分かったそう。
中でも、
1日に3時間以上じっと座っていた人は、
認知テストの結果も散々だったそうです。
さらには、
不安やうつにもなりやすいことが、
同じ研究で分かっています。
世界最高峰の研究機関
「カロリンスカ研究所」の研究者、
アンダース・ハンセンは、
「脳はそもそも、体を動かすためにできている」
と言います。
座る時間が長いことで、
脳も体もうまく働かなくなってしまう
というわけです。
どうしたら解決できる?
解決方法としてオススメなのは、
✅ 30分〜1時間に1回は立つこと
定期的にトイレに行ったり、
手を洗うなど短い休憩を挟むことで、
座りっぱなしを防げます。
また、
✅ スタンディングデスクを使う
✅ サイクル式のステッパーを使う
といった方法も効果的です。
環境的にこれらを試せない場合は、
✅「かかとの上げ下げ」など、
座ってできる筋トレをする
のも、座り疲労を防ぐのには有効です。
まとめ
座る時間が長いと、
✖️体が疲れやすくなる
✖️頭の働きが悪くなる
などの影響が出やすくなります。
デスクワークが多かったり、
座る時間が長くなる場合は、
✅ 30分〜1時間に1回は立つ
✅ スタンディングデスクを使う
✅ サイクル式のステッパーを使う
✅ 座ってできる筋トレをする
などの方法が、
「座り疲労」を防ぐのにオススメです。
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この記事は、こちらの本を参考にしました↓