
#44 短時間の集中をくり返す!「集中力の保ち方」
仕事をしてるとき、勉強してるとき、
集中力は続きますか?
「すぐに気が逸れる」
「長い時間は集中できない」
と、悩んでる方も多いんじゃないでしょうか。
私もしょっちゅう、
「もっと長く集中できれば……」と思います。
ただ、集中力は残念ながら、
長い時間は持たないことが
さまざまな研究で分かっています。
集中力が続くのは長くて30分
そもそも私たちの脳は、
何時間も集中できるようにできていません。
大昔、私たちの祖先にとっては、
集中してる時間は
「いつ襲われるかわからない危険な時間」
だったからです。
どんなに訓練をしてる人でも、
集中できる時間は最長で120分だそう。
なんの訓練もしてない私たちの場合、
長くても30分くらい。
何時間も集中しようとすること自体、
無理があるというわけです。
短時間の集中をくり返す
でも、長い間集中して見える人もいますよね。
そういう人の多くは、
短時間の集中をくり返しています。
2時間がっつり集中するのではなく、
30分の集中を4回くり返す、という感じです。
そういう人は、
しっかりした休憩はとってなくても、
立ち上がったり飲みものを飲んだり、
小休止を挟んで区切っているはずです。
ちなみに、人は15分以上座ってると、
認知機能も集中力も下がってしまうことが、
多くの研究で分かっています。
長時間集中したいときは、
15分ほど集中
↓
立ち上がったり手洗いに行く
↓
また15分集中
をくり返すことで、1時間ずっと座ってるよりも、結果的に長く集中を保てます。
時間を区切るとモチベーションを保てる
また、時間を区切ることで、
モチベーションを保ちやすくなります。
もし「15分ずつ集中しよう」と決めたら、
作業の途中で時間が来ることも
出てくるでしょう。
すると、
「もう15分経ったの?もっとできたのに……」と、途中で終わった感覚が残ります。
この感覚で、休憩中も
「もうちょっとやりたい」と
モチベーションが保てるので、
再開したときにスムーズに
集中できるようになるのです。
これは「焦らし効果」と言って、
やりたい気持ちを焦らすことで、
仕事や勉強のスピードを上げることができます。
まとめ
集中力は、そもそも長くは続きません。
長く集中したいときは、
時間を短く区切って、
短時間の集中をくり返すようにしてみましょう。
15〜30分に1度、
立ち上がったり手洗いに行ったり
小休止を挟むことで、
集中力を保つことができます。
**********************
この記事はこちらの本を参考にしました↓
いいなと思ったら応援しよう!
