リアルラブドール写真展で感じた現代の人形遣いの愛と技巧
こんにちは。ザキ子と申します。
人妻・熟女専門ライブチャットサイト「チャットピア」でイベント企画などを中心とした運営の仕事をしています。
その傍らあらゆる知らない世界をのぞきみする活動をひっそりおこなっており、今日はそんな活動の中で出会った”知らなかった世界”をみなさんにもお届けしようと思います。
リアルラブドール写真展に潜入
2019年3月3日。ひな祭り。
大阪の日本橋にある画廊モモモグラさんで開催されていたリアルラブドール写真展2019「無垢の器」に行って来ました。
(引用:https://momomgura.tumblr.com/page/2)
この日は最終日で閉館が19時とのことでしたが、雨が降っていたこともあり渋滞に巻き込まれ会場に到着したのが18時55分。
もう片付けする気満々なところにヅカヅカ入っていくとか迷惑じゃないだろうか?とちょっと迷いつつもそろーっと階段を登り、中をのぞくとお客さんがまだ何人かいらっしゃる(ホッ)
この写真展の作品を撮られたSAKITANさん(@yukityan129)、スタッフさんから「ゆっくり見ていってくださいね」と優しくお声がけいただきお言葉に甘えてゆっくり堪能させていただきました。
こんな風にラブドールたちの素敵な写真がたくさん飾られています。
ほんの少しの角度でイメージがガラッと変わるんだと思うのですが、どのドールたちも「ここだ!!!」という美しいポーズ、表情で撮られており、みんな生き生きしていて、あまりの可愛さにずっと眺めてしまいます。
一体どれだけ時間をかけたんやろう…。
ZOZOスーツって笑いの道具やと思っていたんですがこんなシャレオツに着こなすお嬢さんがいるとは…。
自分で着たときは「めっちゃ滑稽!!」と笑い転げていたのですが、スタイルのいい人が着るとこんなにも格好よくキュートになるなんて驚きです。
「ZOZOスーツ=滑稽」という逃げ道がなくなったある意味問題作。
充実の物販コーナーへ
物販コーナーはSAKITANさんが撮影されたドール達の写真集や小物が売っていました。
私は去年の写真展で写真集を2冊しか買わなかったことを家に帰ってから死ぬほど後悔していたので、今年も追加で写真集1冊、愛試しくじ、おさわり権のセットを購入。
くじでは写真と缶バッチセットが当りました!やったーー!!
好きな写真と缶バッチを選べるそうです。
直感的に可愛い!と思っていた競泳水着姿の健康美が眩しいこの写真にしよう!
と思ったのですが、胸の奥から湧き上がる得体の知れない気持ち。モヤモヤ…。
この可愛い水着写真はあと1枚しかないことを確認しながらも、それでも止まらない私の手。
店員さんの目を気にしつつも一心不乱に写真をめくり続けたその先にエプロン姿のドールの写真を発見。
儚く美しい人妻の様相・・・これですわ。
人妻サイトを運営している立場ならお土産として人妻物を買うべきなんです。そうですそうです。危ない使命を忘れるところやった。
いやでも・・・私が好きで見に来た写真展やで?私の好きなのを頂くのが一番良くない?自分の直感に背くのか?!
いやいや…私はエロースハッカー。仕事に活かすためにもここへ来たはず!
人妻チャットレディのみんなにも見せてあげて参考にしてもらおうや!
自分の気持ちを満たすことが明日への活力になり、それが仕事に繋がり引いていはみんなの為になるのでは?正直に生きなよ!
どうせ明日になったら「人妻を裏切った」と罪の意識に苛まれるやん?
だったら連れて帰ろうよ!誇りをもって人妻を!
という葛藤を繰り返し。
「可愛くて迷いますねー^^;」
なんてことをスタッフさんに言いながら何周見たでしょうか?
段々焦りと葛藤で頭がおかしくなってきました。
『いっそのこと別のでよくない?』
『もう写真は辞退して思い出として目に焼き付けていけば…。』
『そもそもくじが当たらなければ私はこんなことで苦しまなくてすんだのでは?』(被害妄想拡大)
―数分後
「これにします。」
私の手には焼き魚、小鉢、味噌汁、白ご飯という鉄板朝ごはんで胃袋をつかみにかかる若妻の写真があった。
※今更ですが、この人が人妻というのは私の勝手な妄想です。
家についてから「やっぱり水着の娘も可愛かった!!!!直感大事!!」という気持ちも爆発したが後悔はない!
そしてドキドキのおさわりタイム
グッズ特典のおさわり権。
これは実際のラブドールに触らせて頂けるという貴重な権利なのです。
カップルの方が同時におさわりタイム中だったので、ささっとお胸などを触らせて頂き立ち去ろうとしたのですが、SAKITANさんが折角なのでお尻もどうぞと角度を変えてくださいました。
お言葉に甘えてモミモミ。
柔らかい。
胸が弾力のあるモチだとしたら、お尻は白玉でした。
▼前回のお触りの様子
小学校の家庭科で作ったとろーんとした白玉を思い出した。(ノスタルジー)
ちなみに前回の写真展に一緒に行った友人は
「触ってしまったら自分の中の何かか変わってしまいそう…」
と言ってお触りを頑なに拒否し、私の感想を聞くに留まっていました。
(その割にしつこく感想聞いてきたけど。)
彼は一体何を守りたかったのだろう…。
自撮りなども基本超下手くそなド素人の私が撮るとこうなります。
素敵に撮って差し上げることができなかった・・・。
ツイッターを見たら上手に撮られている方もいたので、この素敵さを皆様にお届けするにはセンスや技術が必要なんだと思いました。
また次回お会いできることがあればもっと可愛く撮れるように挑戦してみようと思います。
実は私は人形が怖い
ちょっと脱線しますが、私はこれまでどちらかというとあまり人形というものが好きではありませんでした。
幼少期の頃はリカちゃん人形でそれなりに楽しく遊んでいたのですが、小学校2年生のある日、いつもように友達と人形遊びをしていてふと気づいてしまったのです。
「私はあと少し大きくなったらこれで遊ばなくなる。いずれこれを捨てなければいけない!」
と。
興味がなくなってしまった人形が家にずっと放置されて居続けるというのが嫌で、かといって捨てるも怖かった。
それ以来人形で遊ぶ楽しさより捨てるときの怖さや不安が常に頭をよぎるようになり、楽しめなくなりました。
その後すぐに親戚に女の子が生まれて、使わないおもちゃをあげるというイベントが発生したので渡りに船!とばかりに現役バリバリだったリカちゃん人形セット一式(←ほんとはいずみちゃん)を優しいお姉さんぶって差し出し、いずみちゃんとの別れの恐怖から解放された。
その後もできるだけ人形やぬいぐるみは持たないようにしてここまでやってきました。
そんな私がすっかりこのラブドールたちに魅了されハマってしまいました。
今は随分落ち着きましたがこんな可愛いなら家にいてほしいと真剣に考えたこともあります。(富を得たらまた考えます。)
SAKITANさんは現代の人形遣い
私だけではなく多くの方が実際に見て感動の声をあげていて、会場に展示されている大きな写真を購入していった方もいらっしゃいました。
この魅力はなんだろうなぁと考えていてふと文楽のことを思い出しました。
文楽の人形は一見するとただの美しい人形です。
(たしか以前狩野英孝さんが名人に教わって文楽に挑戦するという番組でみたのですが)
同じ人形で”袖で顔を隠す”という動きをさせるとしても、人形遣いの名人が動かすと「大人の女性」「老婆」「幼い娘」と全くキャラクターの違う人物に見えるのです。
ほんの少しの角度で笑っているようであったり泣いているようであったり…。
人形遣いによって人形に命が吹き込まれ、魅せられ感動してしまうんです。
今回のラブドール写真展のタイトルは「無垢の器」
美しい造形のラブドールはそこにいるだけでも美しかったですが、それでもそれは美しいお人形さんでした。
「無垢の器」であるドールたちにSAKITANさんの並々ならぬ愛と技術が注ぎ込まれることによって命が吹き込まれ、写真の中で今にも動き出しそうなほど生き生きとする。
SAKITANさんは現代の人形遣いだったのです。
まだこの世界を知らないアナタへ
過去二回このラブドール写真展に参加したのですが、会場は女性のお客さんも多くあちこちで「かわいー!!」という声が上がり、テンションアゲアゲな女性たちが多く見受けられました。
そしてあまりのリアルさと可愛さに戸惑い照れている男性たちも。
モモモグラさんはとても暖かい場所なので、これを見て気になった方はまた次回の写真展開催時は実際に生で観に行かれることをオススメします。
去年は初めてだったので本当に打ちのめされて「この完璧な美と人間は戦わなければならないのか…」と勝手に絶望していたのですが、今回はドール達の姿にとても元気をもらえました。
(去年ラブドールと2ショット写真を撮って歴然たる差を見せつけられたことが絶望の原因だったのかもしれません。2ショット写真には要注意です。)
また次回も楽しみにしています。SAKITANさん素敵な体験をありがとうございました。
ラブドール写真集は色んなところで取り扱いがあるようです。
この記事は リアズ Advent Calendar 2019 3日目の記事です。
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