発達障害の息子が生きづらい理由
今年の4月からベランダ菜園をはじめました。
発達障害の息子が丹精込めて作ったトマト。
とっても「おいしい」よ。
野菜が大嫌いな娘も「おいしい」とトマトを食べた(!!!)
びっくり!!!
息子が作った「おいしい」トマトの初収穫のとき。
珍事件が勃発しました。
太陽の光をたくさん浴びて真っ赤に熟したトマト。
初収穫のトマトは、とっても「おいしそう」でした。
とっても嬉しかったのでしょう。
息子・・・
「ママ!見て見て。トマト🍅とれたで。真っ赤でおいしそうやろ。」
ママ・・・
「すごいな〜おいしそう。食べていい?」
息子・・・
「いいよ。」
こんな会話のやりとりがあって、妻はトマトを食べてしまったのです!!!
しばらくして、息子が急に思い出したかのように、
「さっき、とったトマトどこ?」って聞いてきたのです。
ママ・・・
「???」
「えっ!食べていい言うから、食べたで。」
すると、突然息子が怒り始めたのです。
「なんで勝手に食べたん?それはパパに食べてもらおうと思ったのに。どないするんよ!」と癇癪が・・・
どうやら、ママに「食べてもいいよ」と言ったことをすっかり忘れてしまったようです。
上の空の返事だったのかな?
たまたまスーパーで購入したトマトがあったので、
「冷蔵庫にあるよ」と言うと、
それを見た息子は、
「こんな形と違うんや」とさらに怒る始末。
「どうするんよ」とパニックになる息子。
「どうするんよ」言われても、食べてしまったものを吐き出すわけにもいかず困り果てた妻。
・・・このように、息子はすぐに忘れてしまうのです。
私達は、息子がすぐ忘れる事はいつもの事なので慣れています。
だから、大らか気持ちで受け止められますが、
他人は、そうもいかないでしょう。
忘れ物が多いと先生によく怒られる。
友達と話していても、すぐ忘れてしまうので嫌われる。
本人は、忘れたくて忘れているのではない。
すぐ忘れる自分が嫌でしかたない。
本人が一番辛い。
とても苦労している。
私達は、発達障害の息子の一番の理解者です。
物忘れの原因は発達障害だと理解しています。
「忘れっぽい」特性は、
息子が大人になって多くの困難をもたらすだろう。
だからこそ、私達が全力で支援していかなければならない。
息子の困りごとに対して、親身になって相談にのり、共感し、一緒になって解決策を見出していきたい。
息子よ。
この先、たくさんの大変なことが待っているよ。
でも、心配しなくていいよ。
安心していいよ。
あなたは、1人でないから。
パパとママがどんな事があっても、
あなたのことを全力で守っていくから。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。