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不便な暮らしの向こう側

ここ石狩市浜益区は、何度か書いたようにお店も飲食店もポツリポツリしかない本当の田舎です。
セロリやホイップクリーム、子どもの手袋など、欲しいものがあってもすぐには手に入りません。
疲れて外食したくても、夜はお店が閉まってるような、そんな田舎です。
スーパーやショッピングモールが遅くまで開いていて、外に出ればどこかしらで食事ができる、そういう暮らしをしている人はかなりのカルチャーショックを受けるでしょう。
では住民は暮らしの必需品をどうしているのか。商店に頼む、移動販売車に頼む、テレビショッピングで注文する…お年寄りだとこんな感じでしょうかね。
40代子どもあり・車ありな我が家の場合は、月に2回くらい町へ買い出しに行きます。

頻度はきっと、その家々で違います。

調味料や洗剤類、お肉類など2週間ほどは困らない程度に買いだめをして、あとはトドックという宅配システムを使っています。最近はずっとコロナ禍で外出を控えたかったので、ほとんどをトドックで賄っていました。もはや店頭で買い物をするのが面倒に思えるくらいになってしまった…

服や靴などは、買い出しのときに一緒に購入したりもしますが、ネットで買うことがほとんどです。宅配業者さんには足を向けて寝られません。

ひと昔前なら、町へ行かないことには服のひとつも買えませんでしたが、今はもう、スマホで完結できちゃうので、あまり不便は感じなくなりました。よほどサイズにこだわりたいときは別ですがね。

欲しいものがすぐ手に入らないことは不便ですが、手に入らないことで得ることも案外あるんです。

例えば、料理に必要なものを切らしてしまった場合には、何で代用するかで新しいレシピが生まれたり。絶対に切らせないものを見極めることもできます。

服が欲しいなとネットショップのカートに入れてても、本当に必要かどうか1日寝かせて、やっぱりやめるということも多々あります。ミニマリストほどではないけれど、最近は本当に好きなもの、必要なものだけを持っていたいと思うようになったので、衝動買いを避けられるこの暮らしはアリだなと感じています。店頭に行くとセールだとか、ラスト1個だとかに誘惑されてしまうので。

ちょっと棚がほしい、週末に買いに行こう、なんて思ってたら何かに使った端材で棚作れちゃった、てこともありました。

要するに、たくましくなる(笑) 無いなら無いでなんとかなってしまうことが増えていきます。

これがけっこう、楽しい。

いや、いい話にまとめちゃうとアレですね。無くてとても困ることも、もちろんゼロではありませんよ。そんなときはね、車ぶっ飛ばして買いに行きますよ。

世の中にはステキなものが溢れているけど、少し距離を置くことで、本当に必要かを見極めることもできます。もちろん、みんながみんなそうではないけれど、不便に不満を言うよりも、その先に生まれるものやことを楽しめるようになったことが、私には嬉しいです。

同じふうに思える人が、田舎に移住してくれて、人生を楽しんでくれるといいなあ。




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浜益@北海道石狩市/田舎移住を考えている人に読んでほしいnote
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