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九州大学の社会人大学院合格を目指す男の話 #1
今思えば、何故そんな事をしたのかよくわからないのですが、なんとなくビジネスを学びたいと今年の年始に急に思い立ち、国立大の社会人大学入試を受験してみました。
完全なる思いつきで挑んだものでした。
結果は不合格でした。
そりゃ当たり前です。
社会人大学院とはいえナメちゃいけません。
きちんと修士の学位ももらえますし、一応国立大学の大学院ですからね。
ただ、不合格はなんとなく予想できていましたが、別に手応えがなかったわけじゃありません。なんとなく自分でも不合格になったpointもわかるような気がしているので、もう一度今年も受けてみようと思っています。
なので、次回こそ合格を得るためにここで振り返りと戦略を立てようと思います。
失敗を振り返る
事前調査と時間は足りていたか?
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」と孫子の兵法には書かれていますが、私はそういう意味では勝てない勝負をしてました。何故ならばその場の思いつきで、ろくに調べずに動いてしまっていたためです。
しかも、受験を思い立ってから願書や論文〆切まで3週間ほどしかなく、時間は不十分だったとしか言いようがありませんでした。
大学院のコース内容は理解していたか?
コースの中身はよく理解していました。いわゆるMBA的なやつです。
ココはよく読み込めていました。まぁ、受かった後の生活パターンを把握しなければならないので理解していたのは当然といえば当然です。笑
MBAなので、ビジネスを学ぶコースで社会人修士コースなので、平日の夕方と土曜日に授業があって、それと並行して研究活動を行っていく。
これはもう、どこの国内大学のコースも同じなので概ね理解できていました。
募集要項を理解していたか?
募集要項は理解はしていましたが、いかに勝ち目のない勝負だったかは理解できていなかったように思います。
まず、私が受験したのは合格定員が若干名とされていて「2次募集」でした。
なぜなら、思い立ったのが12月23日に対して1次募集はすでに9月で〆切。
2次募集の〆切が1月7日でココに滑り込んだ形でした。
「若干名って、どのくらいなんだろう?」
もし受験者が少なければ逆に合格率も上がるのでは?
なんて思って受けたのですが、結果的には受験番号から予想するに受験者は20名近くいて、合格者が4名でしたから、合格率は20%以下、倍率5倍以上だったことになります。
今思えば、割と難易度高めの試験だったことになります。
提出資料のアウトプットの質はどうだったか?
今回の提出資料は2つありました。
1つ目は「研究計画書」です。
これは、自分が大学院で研究したいテーマと、その具体的な手段を書くものです。
2点目は「課題論文」です。
「 新たな事業価値の創造に向けた構想」と題し,自己の持つ事業価値創造の構想について論じなさい。
なお,新たな事業価値の創造とは,例えば起業や企業内新規事業の創出,アジアをはじめとする海外市場への新規進出等に加え,自組織の大胆な変革に不可欠となる新たな戦略立案なども含む。
論文分量:2,000字程度
(A4用紙,以下の4項目を含むものとし,表や図は別添付のこと)
・構想の概要
・構想の背景と自己の問題意識
・実現への道筋と自らの役割
・構想実現によってもたらされる組織的・社会的価値
コレについては、準備期間が超短かったので、出版されている大学院受験の参考書を買って一気にかき上げました。
ただ、書き方は一般的な論文の書式をつかったものの、内容がしっかりと指導していただいける教授に刺さるような内容だったのかはわかりません。
多分、準備期間が短かったのでテーマ自体が良かったのか、その研究テーマから得られることなど、研究の着地点が良かったのか?
など、煮詰める作業は完全に甘かったと思います。
英語能力判定面談はどうだったか?
受験する大学院では英語も選抜基準に入っており、TOEICかTOEFLの成績を提示するか、リモート英語面談with 外国人教師を選べました。
TOEICはもう今から受験しても結果が出るのに時間がかかってしまうため、面談を選びました。
ただ、仕事で英語をしばしば使っているので、準備はいらないだろうと思っていて、事前に提示された質問事項もとてもEasyなことだったのですが、回答時間が超短く、いいたかったことが伝えきれなかったという印象で面談は終わってしまいました。
もしかすると、不合格の大きな要素は「別に不得意じゃない英語かも、、、」とさえ今は思っています。
大学教授との面談の出来は?
正直なところ、面談では何が評価されて何が評価されないのかがよくわかりませんでした。
というよりも、大学の先生たちが何を大切にされていて、どういう学生に受講してほしいのか、どういうテーマを指導したいのか?という事をハッキリと理解できていなかったように思います。
当然、論文の内容や研究計画書の内容がしくじっていたら、それをもとに面談を行うので、面談の内容ではなく別の問題なのですが、なんか、全体的に私の発言がうまく理解してもらえてない感覚はずっとありました。
多分、
・研究テーマを選んだ動機がうまく伝わってない
・自分の仕事の業務範囲と研究がごちゃまぜになっている
・チョット理系色の強い研究テーマだった
・ソーシャルインパクトを全面に出しすぎてコマーシャルサイドが弱かった
こんな事を感じましたが、何がNoで何がOKなのかは未だによくわかりません。
次回の受験は、チョットこの論文&研究テーマからの面談のストーリーを上手に作る必要があるように感じました。
学士時代の成績通知書やその他履歴書の内容はどうだったか?
自分の学士時代の成績は以前blogで書いたとおり「留年しない程度のギリギリの成績」でした。
しかも、先行は工学部建築学科。
ビジネスコースを受講するのに必要な、経済学、経営学、ファイナンス、会計税務関連、法律関係の授業はほぼ受講していません。
面接の中でも、学士を取った母校に戻ってそこで修士にチャレンジしないのか?とも言われたことから、直接的な合否の判断基準にはならないものの、きちんとビジネス経験があることを主張する必要があると感じました。
履歴書はどう評価されているかわかりませんが、大学院のHPに修士論文が読めるページがあり、そこから推測すると福岡の互友会とか7社会と言われる会社から参加されている方や、士業の方、上場会社の社長クラスが多いように思いました。福岡に本社を置く再エネベンチャーに勤務する私が、面接官の先生方にどう見えるかはよくわかりませんでした。
じゃあ、今年の受験に向けて何する?
まずは一般枠で受験する(当たり前)
昨年度は本当に思いつきだったので、一言で言えば準備不足でした。
なので、今回は4ヶ月程度の時間をかけてしっかりと一般枠(45名定員)で受験しようと思います。
英語はTOEICのスコアを先に取ってしまおう
TOEICは年間数回受験できるはずで、9月まではあと2回以上うけられます。ココは一気に大人の力(お金と時間)も使って一気に撮ってしまおうと思います。
次回以降は、TOEICスコアを上げるために何をするのか、取り組んでどのくらいスコア上がっているのかをnoteで書いていこうと思います。
合格・卒業経験者にヒアリングする&レビューしてもらう
論文・研究計画書はどのレベルに到達すればよいのか全く判定基準が読めません。
もう、これは自分で考えても絶対にわからりません。
なので、人に聞くのが一番。
一番いいのは、先生に聞けることですが、それはさすがに難しいと思うので、合格した方や卒業した方を見つけて実際にお話を聞いてみようと思います。いや、大学の先生もアプローチできるならしてみようと思います。
見つけたら、面接でどのような話をするべきか、研究計画書はどのレベルでかけばよいのか、書いたものもレビューしてもらおうと思います。
ということで、上記3つのことを今日から始めていきたいと思っています。
ちなみに、今年の一般枠の願書提出期限はおそらく9月最終週から10月上旬まで。
そこまでの過程をこのnoteに報告していこうと思います!
がんばります!