雑記 2021/12/31(金)小室圭さんの28ページを今頃読む
年の瀬も押し詰まってまいりました。
なんだかありがたいことに、ストリッパー栗鳥巣さん(の本)について書いた記事をご本人に触れていただき、
それでこのnoteをフォローしていただいた方もいらっしゃるようです。本当にありがとうございます。
が。
ストリップについて書くことは山ほどあるものの、いきなり全然違うことを書くんですな。というのは、タイトルの通り。
もう ご結婚されたんだし いいじゃないか。。。。。
というようなものですが
小室圭さんが、「金銭トラブル」に関する誤解を解くため、として2021年4月に公開した文書を、今さら読んだ報告。
東京新聞のサイト ↓ にPDFが貼ってあるが、印刷物のスキャンらしくちょっと読みにくい。下の、朝日新聞のリンクのほうがクッキリしてます。
(以下出てくる引用はすべてここから)
なんで今?
といえば、当時のワイドショーほかの態度にむかついていたからで、改めて、あの文書の中身を見て、自分で考えてみたかった。
その時の報道は(「街の声」という都合のいい客観的風なものも含めて)自分の見たかぎり、
「長い・・・」
「長すぎる・・・」
「読むのが大変でした・・・」
「果たしてこれで〈誤解〉は解けるのでしょうか。国民の判断を待ちたいですね」
という感じだった。また、今回検索してみてもそんなような。
そうして、肝心の内容がどんなだったかということはよくわからずじまいだった。
「気合が入ったものを出してきました!」
「おっと、空回り! これは空回りです!!」
としか言っていないところがほとんどだったような・・・。
報道されてたっけ?
自分が思っていたのは
「これだけ何年も何十時間も、見世物として使ってきて、稀代の視聴率男小室圭、を利用してきて(そして小室さんにはたぶん一銭も入らず)、ずっと〈金銭トラブル〉〈金銭トラブル〉を言い立ててきた、当の報道が、
ひとが人生をかけた文書に対して、
たかだかA4で28ページ程度の分量で
「長い」?????
バカ言ってんじゃあ~、ないよぉ~~~~」
と、思っていた。
ひとが人生をかけているものに、長いも何もあるか。
と、思っていた。
ただ、読まなかった。
それは・・・・・・
・・・・・・ちょっと面倒くさかったから・・・・・・
というか、そもそも、小室さんと眞子様(現:眞子さん)の結婚に、何の異論もなかったし、異論とか言う様じゃないし。イウサマ? 何様? って感じだったから。
で、読んだ。
読んだのです。
それはそれは すらすら読めた。
文書の構成
全28ページの構成は、以下の通りである。
1~4ページ
文書の概要。本文は全8項目あること、各項目の補足として適宜脚注がつけられることなど。各項目のおおまかな内容もまとめてあるものの、
文書の概要はあくまで本文書への導入となる案内のようなものに過ぎないものと捉え、本文と脚注あわせてすべてをお読みいただきますようお願い申し上げます。(p.1)
とある。
5~15ページ
(文書のノンブルではここから再び1ページになり、11ページまで)
本文。各項目のタイトルは
1 はじめに
2 この文書を作成し公表することにした理由について
3 基本的な方針について
4 平成31年(2019年)1月22日に文書を公表した理由及び
同文書の誤解されている点について
5 金銭トラブルと言われている事柄に対する私と母の認識について
6 元婚約者の方との話し合いについて(令和元年(2019年)
5月~令和2年(2020年)11月)
7 11月30日に発売された週刊現代の記事について
8 おわりに
16~28ページ(ノンブルは12~24ページ)
脚注。
本文の補足、とはいえ、先程も引用したが「本文と脚注あわせてすべてをお読みいただきますようお願い」されているので、ここも本文と思ってよい。
感想
内容の要約もなしに感想
ですが、これは本当に魂の叫びじゃないかなあ。と思うんですが、どうでしょう。
ひたすらキッチリした(しすぎた)構成、
本文と脚注を分けたり、その中でも各項目や脚注を「参照ください」とリンクを貼りまくっている様子、
とにかく徹底的に、誤読を起こされないように、感情やあいまいな記述を廃した文書にしようとしているように思える。
それはつまり、あまりにも、バカに囲まれすぎた、ってことなんじゃないだろうか。
小室さんのなかで、世間は、こんなに話が通じないのか。と思うほかないくらい追い込まれていた、ということが、この文書の構成・構造・文体に表れているんじゃないだろうか。
これはつらい。。。
時系列
小室さんの母、と、「元婚約者」と呼ばれる男性、との関係を時系列にまとめるとこうなる。
2010年春頃 2人の交際が始まった。
元婚約者の方は当時私や母と同じ集合住宅に住んでいらっしゃった方で、一時期は私の亡き父と共に集合住宅の役員をされていた方でもありました。(p.4)
同年9月初め
交際の中で母の金銭負担(デート代?)が重荷になり、真剣な交際と考えてよいのか男性に話したところ、結婚を前提にしている、と返事が。
婚約。
そこから、小室さんの父親にもなるのだし金銭的なこともバックアップする、というふうに。
2011年3月以降 (半年後)
東日本大震災。パート従業員だった母の収入が激減。金銭的に頼ることが多くなる。ものの、伺いを立ててはいたし、元婚約者もいつでも前向きな態度だった、とのこと。
2012年9月13日 (1年半後)
男性から、婚約を解消したいとの旨、詳しい説明はなく伝えられる。婚約者が元婚約者に。
母が、受けた金銭の支援を清算したいと言うも「返してもらうつもりはなかった」と返事があり。そのやりとりは音声の録音もあり(ここ、争点ですね)。
同年同月から1年間、小室さんはカリフォルニア大学ロサンゼルス校に留学するが、その費用の支援をしてくれるという話も出、
刺々しい雰囲気もなく円満に終わったと私も母も思いました。(p.5)
2013年8月 (約1年後)
元婚約者から、交際期間の費用返済を求める手紙が届く。
1年前の話と違う、と慌て、弁護士に相談。8月6日には断りを返信(※返信日は書いてあるが、元婚約者からの手紙が来た日は記述なし)。
元婚約者も、弁護士に相談して何かあれば連絡します、と言ったきり、特に連絡はなくなる。
その後に連絡が来ることはなく、偶然お会いすることがあっても金銭の話題が出たことはありませんでした[注18](p.5)
[注18]私と母と元婚約者の方は同じマンションの住人でしたから、お会いすれば挨拶を交わす間柄でしたし、平成29年(2017年)7月から平成30年(2018年)6月の期間は私がマンションの理事長となったことで、定期的に開催されるマンション管理組合や管理組合と管理会社との会議で元婚約者の方と度々顔を合わせています(略)お話しをする機会はたくさんあったように思うのですが、婚約期間中の支援について話題になったことは一度もありませんでした。(p.20)
2017年12月 (4年4ヵ月後)
『週刊女性』に元婚約者の友人という人物のコメントが掲載。
つづいて、
2018年2月 『週刊現代』に元婚約者本人というコメントが掲載される。
おわりに
(「5」(6))
返金を求めるのであればなぜ直接請求をしないのか、なぜ週刊誌を利用する必要があったのか、なぜ事実と異なる内容が真実であるかのように報じ続けられているのか等々疑問点は多くありましたし、恐怖も感じました。それでも、「3」にも書いたように、元婚約者の方とお互いの認識についてきちんと話し合い、ご理解を得た上で解決するためにはどうすればよいかを考えながら対応することを決めました。
(7)これまでの報道に接してこられた方のなかには、母が元婚約者の方をただ金銭のための存在と見なしていたのではないかと思われている方が多いかもしれません。実際には違いますが、母を直接知らない方や事情をご存知ではない方からはそう見えるかもしれません。当時のことを振り返り実際の経緯を整理するなかで改めて感じたのは、母は元婚約者の方のおっしゃることを言葉のままに受け止め過ぎていたのではないかということです。
多くの方には理解し難いことかもしれませんが、私も母も元婚約者の方は結婚を前提として善意で支援してくださっているのだと思っていたため、婚約破棄の理由が、支援が増えすぎて元婚約者の方の負担になっていたことだとは思いもしませんでした。母が支援を清算させていただきたいと元婚約者の方にお伝えした(「5」(3)を参照してください)のは、結婚を前提としていただいている支援だと認識していたことから、結婚がなくなるのだとしたらどうするべきなのかきちんと確認しておかなくてはならないと考えたためです。それに対して元婚約者の方は「返してもらうつもりはなかったんだ」とおっしゃり(「5」(3)及び「5」注14を参照してください)、私も母もその言葉をそのまま受け取りました。だからこそ、平成25年(2013年)に元婚約者の方からいただいた手紙を読んだときには、理由を教えていただけずに突然婚約破棄をされたことの衝撃を引きずっていたことに加え、婚約破棄の段階で支援を清算させていただきたいと申し上げたうえで「返してもらうつもりはなかったんだ」というお返事をいただいたはずなのに、という気持ちも強くありました。
(略)
一連のことを振り返ると、元婚約者の方との間に起こったことについて、私や母は、終始、あの時元婚約者の方はこうおっしゃったのに、という気持ちがあったと思います。では、元婚約者の方がおっしゃったのだからそれをそのまま受け取って問題ないという気持ちでいて良かったのかというと、そうでなかったからこそ現在のような状況になっているのだろうと思います。支援を申し出てくださった数々の言葉も、「返してもらうつもりはなかったんだ」という言葉も、私も弁護士に相談して何かあればこちらから連絡しますという言葉も、本心というよりその場の空気からそうおっしゃったということがあったのかもしれません。しかし、私も母もそういった想像を全くしませんでした。それは、無意識のうちに、元婚約者の方のおっしゃることをそのまま受け止めたいという気持ちがあったからなのかもしれません。
このように当時のことを振り返る一方で、現在に至るまで報道されてきた内容の多くが事実でないことに関しては、受け入れることが難しいと感じています。(p.6)
その後は、この文書発表当時まで、小室さん側の弁護士(=代理人)と、元婚約者本人、また元婚約者の代理人である『週刊現代』記者(肩書は当時)による話し合いが何度かあった、とのこと。それも回数や日にちが書いてあるが、あまり重要には思えない。
とにかく、元婚約者と小室さんの母の間でわだかまってる、ひたすらに、わだかまってるなあ! ということを感じるばかりというか。
それも攻撃的にではなく、優しく、じっとりとわだかまっているようだ。
元婚約者 「返してもらうつもりはなかったんだ」
母 「そんなのってあるの?」
元婚約者 「いやあ、あるんですかねって、だって、その時は
だって・・・」
母 「だってあるんですかねってそんなの私不思議。
そういう方と出会ったことがないから。そう。」
元婚約者 「うん。返してもらうつもりは全くなく・・・お金
出してましたよ」
([注14]より p.19)
この、音声データからの抜粋というやりとり。
ここに全部の答えが出てるような気がするけれどどうなのか?
『明暗』――夏目漱石の遺作の――は、漱石で一番分厚く長い、のに反して超絶心理戦のバトルマンガと呼んでいいくらいな作品で、とにかく次々とバトルが起こる。
そこでの主人公 津田と、妻の お延と、津田の妹 お秀の3者での借金をめぐるやり取りがあるのだけど・・・特に106章以降の、お秀の説教、
それを思い出した。
そこの説明はもうしません。
たぶん、弁護士とか、そういう第三者を呼ぶ、法的出来事にしていくということと、気持ちのわだかまりを解くということは、まったく別の物事なのだから。
おわり