【日記】10月27日(日)~11月2日(土)
10月27日(日)
9時半すぎに起床。
午前中は本を読んだり日記を書いたりして過ごす。
午後はちょっと本を読んだ後、外出した。
まず衆議院選挙の投票に行く。投票所は母校の小学校。
投票を終えた後、小学生時代を回想しながら少し校庭を歩く。選挙があるときはいつもそうしていて、選挙のときの密かな楽しみでもある。
今回はジャングルジムに目が留まって、見てクラスの集合写真といえばここだったなと思い出す。
当時はそんなこと思わなかったけど、ジャングルジムのどこに登るかというのはその人の性格が出るな、なんてことを思う。
クラスのリーダー的な存在は上の方、あまり目立たないタイプはサイドというように。
ちなみに自分は落ちたら怖いな、と思っているような小心者だったから、いつもサイドの下の方にいた。
その後隣駅まで歩いて、本屋に行く。
話題書・新刊コーナーに『地球の歩き方 横浜市』があって、そのポップに目が留まる。
「出身地は市名で答える」「このよ~こはまに~まさる~あらめや~」唄える
うん、そうそう!その通りです(笑)、という感じだ。
実際、どこ出身って聞かれたら「横浜です」って答えるし、横浜市歌は校歌と同じくらいの頻度で歌うので、自然と憶えるものだ。
一方、「好きな数字は045」は??という感じだ。市外局番が好きです、という人には出会ったことありませんが、、
これを見ながら横浜出身の人と話したら盛り上がりそうだな。
10月28日(月)
今日は休日出勤の振替で休みだった。
お昼は家にあったサバ缶を使ってサンドイッチを作って食べる。
具材はサバ、レタス、ニンジン、玉ねぎ、水菜、スライスチーズ。味付けはマヨネーズにした。美味しかった。
夜はこの前友人から誕生日プレゼントにもらった、スパイスカレーのキットを使ってチキンカレーを作って食べた。
具材は鶏むね肉、ナス、パプリカ(赤・黄)、エリンギ。
スパイスがたくさん入っていたので、いつも自分でつくるスパイスカレーよりも味が複雑でより本格的なカレーに仕上がった。美味しかった。
スパイスカレーにはまったきっかけは、自分がファンの作家・ブロガーのphaさんの日記で、印度カリー子さんの3つのスパイス(ターメリック、クミン、コリアンダー)を使ったレシピでスパイスカレーを作った、というのを読んだことだった。
レシピを検索してみたら、自分にも作れそう!と思ったので、早速スパイスと材料を買いに行って作ってみた。そしたらこれがおいしくて、こんなものが家で簡単に作れるのかと思った。
それ以来、具材を変えて何度もつくるようになった。
今度自分でつくるときは、スパイスの種類も増やしてみようかな。
10月29日(火)
午前中は職場の健康診断だった。
血圧が低いくらいで、特に異常はなかった。よかった。
まあ何よりもよかったのは採血がなかったことだ。
自分は採血が苦手で寝た状態でないとできないし、終わった後はたいてい顔面蒼白になってしまうので、しばらく休まないといけない。しかも血管が細いうえになかなか見つからなくて、看護師さんにいつも迷惑をかけてしまう。
自分にとって採血は一大イベントで、ダメージが大きいことなのだ。
親御さんが看護師だという友人から聞いたのだけど、医療の世界では「血管美人」という言葉があるらしい。採血の際、すぐに血管が見つかって施術がしやすい人をそのように言うそうだ。
そうすると自分は「血管ブス」っていうことか、、
今日は29日で「ブックの日」なのでブックオフに行きたいな、と思って、仕事終わりに職場から一番近いブックオフに行ったら、リニューアル工事のため休業だった。せっかく来たのに、、
まあ仕方ないと思いながらも、あきらめがつかず横浜駅近くのブックオフに行ってしまう。
マクニール『世界史』(上・下)を買った。
10月30日(水)
長谷川英祐『働かないアリに意義がある』を読む。
この本を読むと、短所って直す必要ってないかもなあ、と思う。
社会っていろんな性格・性質を持った個体がいるからこそうまくまわっている。そうだとすれば、自分が苦手なことは人に頼って、自分が持っている性格・性質を存分に生かして社会に還元していく、というほうが生物学的にも理にかなっているし、それこそが「自分を生きる」ということではないだろうか。
特に日本では学校教育の影響で、なんでもバランスよくできる人間が良しとされ、短所は直すべきものという考えが強い傾向がある。
でも、短所があるからこそ、各人の存在意義が生まれるとも考えられる。短所もその人の個性なのだ。逆にみんなが完璧だったら、何だか人間らしさがなくなってしまい不気味な感じさえする。そう考えると不完全であることが、その人らしさを生み出しているのかもしれない。
できないことは正直にできないと言って周囲の人に頼る。自分のできること・得意なことは全力でやって、周囲の人の短所はその人の個性として尊重する。そんな考え方・生き方ができれば、もっとたくさんの人が生きやすくなるんじゃないかと思うし、自分もそんな寛容な心を持って生きていきたいなと思う。
10月31日(木)
木曜日は個人的に一番仕事したくないなと思う曜日だ。
月曜日から水曜日までの疲れが出てきて、休みまでもそれなりに時間があるからだろうか。
金曜日になると、今日乗り切れば休みだと思えるので少し気持ちも上向く。
まあ、仕事をしたいなんて思って出勤している日なんてないのだけど。
ライターのいしかわゆきさんのnoteの記事を2本ほど読んだのだけど、働きたくないという憂鬱な気持ちが少し上向く内容で良かった。
1つは熊本で1週間ワーケーションしてみた、という記事だ。
OMO熊本by星野リゾートは行ってみたいなと思った。「やぐらルーム」なんていう秘密基地のような部屋があって、レストランがない代わりに地元のおすすめの店を紹介してもらえるらしい。
来年の旅行、熊本にしようかな。
もう1つが積読解消のために、本を読むことに特化したカフェに行ったという記事だ。
ここで紹介されている「fuzkue」、かなり気になる。行ってみたい。
非日常的な空間で本が読めるなんて、最高の気晴らしだ。
店舗は初台、下北沢、西荻窪の3つらしい。初台、下北沢くらいならば少し足を延ばせば行けるので、今度平日に有休でもとって行ってようかな。
こうやって、自分を楽しませるのは社会人に必要な大事な技術だと思う。
11月1日(金)
お昼は職場の近くにあるハワイアンカフェのエビアボカドのサンドイッチを食べる。
ずっと気になっていたので、今回食べられてよかった。
野菜がぎっしり入っていて、パンもふんわりしていて美味しかった。
ここのサンドイッチのおもしろいのは、ドレッシングが別についていて、それを自分でかけながら食べるところだ。
一般的なサンドイッチは、中の具材に味がついていることが多い、というかサンドイッチはそういうものだ、と思っていた。
でも、ここのサンドイッチは自分で味をつけるのだ。何だか新鮮で楽しい食事だった。
ヴォルテール『寛容論』を読む。
この作品はカトリックとプロテスタントという異なる宗派への不寛容から生じた宗教戦争という悲劇を背景にして書かれた作品だけど、この背景を異なる個人の多様な価値観への不寛容と読み替えれば、現代にも通じる教訓が得られる名著だと思う。
・《正邪を決めつけたがる風潮》は悲劇を招く
・《形而上学的なことがらについて、すべての人間に画一的な考え方を持たせようとするのは、愚の骨頂》である
といったヴォルテールの主張は、人々の価値観が多様化している現代社会にも通じる部分があるなと思った。
11月2日(土)
台風が接近している影響で冷たい雨。
こういうときはほんとにダメだ。体調が悪くて13時くらいまで寝てしまう。
仕事が休みで助かった。
山本文緒『自転しながら公転する』を読み終える。
ブックオフでたまたま見つけて気になって買ったのだけど、なかなかいい作品だった。
結婚というものに対して人が一番求めていることは「一緒にいて居心地がいい」という理屈では説明できない安心感であり、それを得ることに対する一番の障壁は世間体なんだな、ということを改めて感じた。
夕方、少し体調が良くなり雨も小康状態になったので、近場を散歩した。
居酒屋に下がっている提灯がいいなあと思い、思わずパシャリ。雨だからこそ映える光景だ。
自分は雨の日の散歩が好きなのだけど、それはこういう雨の日にしか出会えない光景に出会えるということがあるのかもしれない。