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繊維製造工業マーケティングのすすめのまとめ。

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繊維製造工業マーケティングシリーズ計20回をまとめたマガジンです。
通常¥200/回の20回分をまとめて合計¥3,000でマガジンにしました。
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記事一覧

繊維製造工業マーケティングのすすめ。1

繊維製造工業のほとんどは地方に拠点があります。ファッションの発信拠点が東京や大阪の都市部に集中しているのに対して、製造現場の多くは遠方地方にあるのです。 彼らは遠方が故にファッション消費者心理を離れてしまうためか、またはそもそもファッション自体に興味がないためか、しばしば「顧客目線」を忘れ「工業都合」で商売を仕掛けがちです。しかしこれでは業績が上がっていく良いスパイラルは生れにくいものです。 僕自身、前職が地方工業の営業だったので、工場キャパ売りの「工業都合」を顧客に押し付

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繊維製造工業マーケティングのすすめ。2

先週から有料noteを始めてまして、ご購入していただいたみなさま本当にありがとうございます。お役に立てていただけそうでしょうか? 「もっとこういう話を聞かせてくれ!」などありましたらコメントいただければ幸いです。 さて、まだ一週間なので結論を出すこともないのですが、途中経過として面白い傾向が見られます。 僕のnote、テーマを二つにしていて ①アパレル企画者向けに『#丸編み生地製造の知識』 と ②繊維製造工業従事者向けに『#製造業のマーケティング』 を書いています。 そ

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繊維製造工業マーケティングのすすめ。3

先に言います。もちろん技術は大切ですよ。でもそれだけじゃダメなんです。後半で説明します。 『繊維製造工業マーケティングのすすめ』というタイトルで今月は2本書きましたがご活用いただけているでしょうか? どうも繊維製造工業側からのリアクションがイマイチなのですが、今までこのような情報への投資がされない歴史があるのでなんとなく想像してました。 そもそもこう言った媒体が業界体質に合ってない可能性もありますが、無駄な設備投資や自己欲求を満たす外車や飲み会に出す金額を少し変えるだけで

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繊維製造工業マーケティングのすすめ。4

前回の #繊維製造工業マーケティング はご紹介いただいたおかげもあってか、かなりの方々に読んでいただけたようで嬉しく思います。ありがとうございます。 しかしまだまだ企画者向けの『製造の勉強シリーズ』の方が人気が高く、川下付近の企画者やデザイナー方の勉強熱心さに心を打たれつつ、川中川上工業の方々にも、もっと川下に寄っていただきたいと願うばかりです。 さて、我々繊維製造産業は前回も図で示したように原料から始まる川に例えられていますね。 いわゆる川上、川中、川下の事ですが、この

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繊維製造工業マーケティングのすすめ。5

繊維製造工業は『ブランド化』とか言う前にもっとやる事いっぱいあるんで、まずそれなって話です。また後で詳しく書きます。 工業側の人たちが既存商売の衰退に直面した時に、「そうだ ブランド、作ろう。」みたいな流れになったりしますよね。いわゆるファクトリーブランドってやつです。 「職人の魂が宿った至高の一品を透明なコスト開示で某メゾンのクオリティを買いやすい値段で提供します!」的なの。やってません? 職人さんの魂が宿った商品は前々回書いたように、当然突き詰めてください。言うまでも

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繊維製造工業マーケティングのすすめ。6

繊維製造工業のみなさん、元気ですか? 生地メーカーさんはプルミエールヴィジョンの時期だったので出展されている企業さんは多忙を極めたことと思います。お疲れ様です。 海外に売る準備出来てますかね?大丈夫ですか? ピックアップサンプルを後日送りますなんて言ってないですか?海外のバイヤーさんは話が早いので、その場でプライスリストとスワッチまとめて渡せないと後々しんどいですよ。 それとホームページ作ってないとか無いですよね?「ちょっと気になったけど時間の都合で見れなかったなぁ。。。」

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繊維製造工業マーケティングのすすめ。7

日本の繊維製造工業のみなさんこんにちは。このシリーズは毎週金曜更新していましたが、車で出張だっため日曜の更新になってしまいました。待っていてくださった方々、本当にすみませんでした。 このような言い訳してしまっている時点で、僕は今回の記事を書く資格が無いかもしれません。自己反省と共に、今後改善していくよう、自戒を込めて今回も書きます。 日本国内における国産繊維製品流通比率が絶滅危惧種的な数値で推移している中で、時代に抗えない状況を棚上げして業績不振に向き合っていない人いません

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繊維製造工業マーケティングのすすめ。8

早いものでもう3月です。国内市場ではそろそろ次の春夏向けに提案を始める時期ですね。合同展示会に出展された方々は、その時の商材の引き合いを元に個別の提案をしていく事かと思われます。 でもちょっと待ってくださいね。 本当にその提案、そのお客さんに必要な提案ですか? ここまでこの #繊維製造工業マーケティング を読んで下さっている方ならもうお気づきかと思いますが、全部が全部とは言いませんが製造工業の提案は、ほとんどが押し付けです。 これはそのままファクトリーブランドを立ち上げる時

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繊維製造工業マーケティングのすすめ。9

繊維製造工業は、歴史上キャパ売りの商いでした。需要が高まり製造業が繁栄した過去があるので、その際に設計された工場設備は大量生産することで安価に提供できる仕組みになっています。 元々求められて発展してきた背景がありますので、縮小傾向にある現代においては工場スペースを埋めるために、競合他社から受注を奪うべく、値段のくぐり合いが日常的に行われています。この価格戦争に勝てなかった業者から篩に掛かり廃業に追い込まれ、残った業者が安価労働にキャパオーバーで悲鳴をあげている状態になっていま

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繊維製造工業マーケティングのすすめ。10

早いものでこのテーマも10回目を迎え、季節は春、新しく若い世代が入ってくる時期になりました。同時に引退される方もいらっしゃるかと思います。 時間というのは待ってくれません。時代は移りゆくものです。繊維製造業もまた、時代の流れによって無視できない現実に向かい合っていかなければなりません。 製造工業がアテにしている中間業者の中には、担当ベースでパワープレーが効いていた人も、雇われであれば時期がきたら引退しますし、彼らの運動量が落ちれば取引は少なくなります。 インターネット環境が

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繊維製造工業マーケティングのすすめ。11

工業は生産性を重視します。それは安価に大量の製造を可能にするために必要な考え方です。生産性の向上で抑えられた価格の技術を市場に供給することで工業は発展してきました。しかし昨今の日本国内の繊維製造工業においては、その性質を無視した技術開発が多いように感じます。『日本の技術』を押し出したそれらは、卓越したモノであることに間違いはないのでしょうが、安価とは言えず、結果的には無用の長物になっているケースが散見されます。 何度も言っていますが、技術開発がいけないのではありません。むしろ

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繊維製造工業マーケティングのすすめ。12

製造工業にとって、新設の工場ではない限り、受注内容は今ある設備で『できること』が中心になってしまいます。物理的にできないことは、できませんからね。でも、本当は『できること』を営業努力の怠りによって自ら『できないこと』にしてしまっていませんか?その可能性を否定することが本当にできますか? 『得意なこと』はいつでもウェルカムですよね。『苦手なこと』はできれば避けたい。これは心情的に理解できます。でも、『得意なこと』が受注の中心になってくると、得意な中でも『楽なこと』を選ぶように

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繊維製造工業マーケティングのすすめ。13

このシリーズもようやく工業の方々に読んでいただけているようになってきたようで嬉しい限りです。 そんな今回は僕が発信しているだけでなく、実際に動くことで工業の方々と一緒に産業を盛り上げていくために、新たなサービスの公募を始めたので下記のリンクを参照してみてください。 <プレスリリース> <募集概要> 実は以前からこの #繊維製造工業マーケティング シリーズの一部で先行案内をしていたので、数社の方々からご興味をいただいているサービスです。 普通の生地問屋と何が違うか?とい

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繊維製造工業マーケティングのすすめ。14

『日本製』っていったいどういう価値なのでしょうか。その言葉に秘める価値をどういったカタチでお客さんに感じていただけるのでしょうか。『日本製』に限らず、提案時に商品の差別化をはかろうとして加えれられる時にオーバーな表現が果たして意味のあることなのか、付加価値という言葉の意味を考えてみます。 『見た目が9割』の重要性この業界のとある先輩が運営しているブランドで、立ち上げから順調に業績を伸ばして来ているので、同社のブランドについて少しお話を伺った時におっしゃっていた事に「やっぱり

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