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あたしの人生、人の役に立つか?3


3.受診と仕事


うつ病疑いで始まった通院。
最初は薬の調整で
週1回。

仕方ないことだと思うけど、
仕事と子どもがいる中
平日に週1回病院に連れて行くのは
結構大変だった。

診察室に入り医師と話す。
本人はなかなか話せない。
付き添いの私が
普段の家の様子を話す。

「家では横になって寝ているし、
子どもと遊ぶこともしません。
前は子どもと遊ぶことが
好きだったのですが。」

「食欲は出て、食べれるのは
食べれるのですが、
その後はずっと寝ています。」

週1回通院したところで
大きな変化はないので
大体いつもこんな感じで
話していく。

「そしたら眠剤が
効きすぎているのかも
しれませんね。
変えてみましょう。」


という感じで
週1回の受診が終っていく。

最初は3錠程度だったのが
6錠、8錠と増えていく。

そもそも最初から
3錠って多くないか?
と今になって思う。

デパケン
ドグマチール
エビリファイ

覚えているのはこの薬。
その他眠剤もあったし
胃薬もあった。
便秘になりやすいから
便秘薬もあったと思う。


そんなこんなで、
仕事に復帰というよりは
薬と付き合うための
受診になっていった。


ずっと寝ていたと思ったら
にわかに元気になっている日があった。
抗うつ剤が効いて、
そう状態になっているのだと思った。

と思ったら、その反動で
ずっと動けなくなる。
その繰り返しであった。


当然仕事には復帰できない。
その間傷病手当の手続きをした。

傷病手当金 (以下参考URL)
傷病手当金 | こんな時に健保 | 全国健康保険協会 (kyoukaikenpo.or.jp)

条件等あるため、
だれもがもらえるわけではない。
詳しくは自分が加入している
健康保険組合に尋ねる必要がある。

こんな制度も誰も教えてくれないから
自分で調べて、書類取り寄せて
医師に診断書を書いてもらって
送付していた。

手間はかかるが、
ひと月の給料の6割程度がもらえる。
最長1年半までもらえたと思う。

不安だった。
だって、医師の診断書がなければ
申請はできない。
状態が良くなったら、
申請はできない。
けど、本当に働けるのか分からない。

「ずっと病気が治らなくて、
1年半過ぎたら?
家のローンや子どもがいるのに、
どうしたらいいの?」

目の前の忙しさ、
育児、夫の世話など
不安と忙しさで
頭の中がいっぱいだった。

このころの夫は
自分で着替えもできない、
片付けもできない、
朝からずっと寝ている、、、
そんな状態だった。

あるときから
いわゆる
「新型うつ」と言われる
症状になってきました。

参考URL;
「新型うつ」の特徴と症状とは?職場への影響を把握し適切に対処しよう | 株式会社メディカルトラスト (medical-tt.co.jp)

今でこそネットで
色々な情報があるけれど
そのころはそんなにネットでも
情報なく、手探りの状態だった。

短期間であれば優しくできるけど、
長期戦になってくると
私も疲弊してしまった。

だから、
夜中にオンライで
楽しくゲームして
笑ってしゃべっていたり、
子ども用のお菓子を
食べてしまったり、
そんな姿に
すっごくイライラした。

オンラインで夫の
友だちとつながってると
分かっていても、
イライラして
怒鳴ってしまう。

「ゲームできるなら、
家や子どものことを
手伝って!」

と。
うん、今思い出しても
そう言ってしまうと思う。

この時点で
本人を実家で過ごせるよう
配慮をすべきだったと
今なら思う。

私が結構
文句を言ってたのだと思う。

だって、フラフラだった。
小さな子供を抱えて
すべて一人でして、
受診付き添って。
お金もなくて不安だった。

そんな私の気持ちを
知らずに夜中に笑い声を
あげながらゲームされたら
イライラするのは当然だと思う。


今このことを考えるにあたって
調べてみると、
うつの人がゲームができるように
なるのは良い傾向であるとも
言えるとあった。

確かに、、、そうかもしれない。
けれど、以前は分かっていた
人のきもちが分からない時点で
やっぱり病気だと思う。


傷病手当をもらうために
夫の職場に書類を書いてもらわないと
いけなかった。

仕事に行けないのに、
書類を書いてもらう
申し訳なさでいっぱいだった。

夫の職場は
障害があるお子さんを持つ
お母さんが立ち上げ、
おかあさんたちが中心に
なっているところ。

だから事務員さんって
いなかったと思う。

慣れない書類、
人手不足の中
負担をかけていたと思う。

こんな感じで
私だけが夫の職場と
連絡を取り、
お詫びをし、
書類を書く生活だった。


こんな生活が
1年くらい続いた。



次回は、「仕事復帰」です。
お楽しみに。



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