富山素材で楽しむサムギョプサル
ちょっと楽な夕飯にしたいな、という時によく作るサムギョプサル。
作る、というよりはほとんど並べるだけなのですが、素材がいいとものすごくご馳走感が出るのです。
この日のメインは富山県黒部市の「黒部名水ポーク」。
名水で育った豚ちゃんは、脂が甘く、お肉もきめ細やか。そしてしっかり目に焼いても噛み締めるごとに旨味が広がります。
そんなお肉を包むレタス、エゴマ、一緒に巻くきゅうり、人参、パプリカももちろん富山産。特ににんじんが甘くって。この人参で育ったら、人参嫌いな子、いなくなるんじゃないの?って思うほど。
ネギムチムの白ネギ、細ネギももちろん富山産。ムチムに入れた唐辛子も南砺市のものです。
青唐辛子は黒部の友人が育てたものですし、ニンニクも産直で購入したもの。
サムギョプサルにつけるお味噌「サムジャン」に使った味噌、コチュジャンも富山素材を使って作った自家製のもので、それだけ舐めてもつまみになります。
さてキムチ。自分で作るのが億劫で買うことが多いのですが、高岡市の鶴麹さんのvegan麹キムチが最近のお気に入り。
動物性のものを全く使ってないのに旨味がすごいんですよね。もちろん焼いても美味♪
さて、ナムル3種ももちろん富山もん。
おわら風の盆で有名な八尾のトマトは塩麹と五箇山のエゴマオイルで、富山市のオクラはすり胡麻と醤油麹、ごま油で、南砺市の長茄子はいしる麹とニンニク、ごま油でそれぞれ和えました。
こうしてみると富山もんじゃないのはごま油といしるだけでしょうか。塩も富山の海洋深層水からできたものだし。
素材がいいと味の方ももちろん変わってきます。シンプルであればあるほど素材力がモノを言うので、サムギョプサルはその違いが丸わかり。
一口目から唸るほど、美味しい!
そしてこういうご飯を口にした日は東京生活では考えられないほど豊かで贅沢だなぁとしみじみ思うのです。