これは使える! 玉ねぎ麹
「玉ねぎ麹」って聞いたことあるでしょうか。
麹調味料好きさんの間では話題になっている万能調味料です。
塩麴や醤油麹ももちろんうまみたっぷりな万能調味料なのですが、この玉ねぎ麹は、麹のみならず玉ねぎの甘み、うまみも溶け込んでいるので、使えば半端ない美味しさを付与してくれます。
かくいう私も去年から作り始めているのですが、いまやわが家になくてはならない調味料として、その存在を誇っています。
ちょっと味に深みがないなーというときに、ちょいたしすれば、あら不思議、うまみ爆発の一皿に。
コンソメや出汁がなくとも、お湯でとけば簡単スープにもなるし、お酢とオイルを加えれば、簡単美味しいドレッシングにも。
塩麴や醤油麹と同じようにお肉や魚を漬け込んで焼いても抜群に美味しくなります。
もちろん美味しさだけではありません。
玉ねぎ麹は体にも良いのです。
例えば玉ねぎの持つ硫化アリルの血液サラサラ作用、ポリフェノールの一種、ケルセチンの脂肪分解酵素の活性化やアレルギー緩和、麹の持つ酵素による消化促進やビタミンB生成による疲労回復など、多くの効果が期待できるんです。
美味しくて、体にも良い、となるとこれは作って食べないわけにはいかない!
作り方もとっても簡単。
玉ねぎをフードプロセッサーでがーっとすりおろしたら、麹と塩を混ぜていたものに加えて、保存容器に入れて発酵を促す、これだけ。
分量はお好みですが、私が何回か作ってみて落ち着いているレシピは、玉ねぎ300g、麹100g、塩35gです。
フープロがなければ手ですりおろせばいいのですが、目にしみたり結構大変なことを付け加えておきます。
容器に入れて発酵させること約2週間、だんだんと色が変わって麹が柔らかくなったら出来上がり。
その間発酵を促すために毎日まぜてください、と多くの方は書いておりますが、私がまぜるのは3日に1回程度。
使っている麹がとっても元気なので、作ったそばから発酵の泡がぷくぷく。放置しても問題ないのです。
元気すぎてその麹(白いカビ)はエアコンの中まで浸食してますが(笑)。
(ちなみに麹は全国でも十数軒しかない種麹屋さんのうちの1軒、富山は福光にある「石黒種麹店」さんのもの。このお店についてもまた別の機会にご紹介できればと思っています)
さあ、玉ねぎ麹が完成したら、あとはバンバン使うのみ!
美味しくたくさん食べて、体の中から健康になりましょうね。