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100日間、酒をやめる。-63日目-




酒を飲まなくなったことで、

生活習慣や精神面も安定し充実を感じられる日々である。

これまで依存、執着していたものが抜けて

本来やりたかった理想的な生活を手に入れつつある。



けれども。
ここに来て、


ストレスが爆破せずに
この生活を続けられているのは、
断酒の決意と意志力だけではない気がしてきた。




自信満々に宣言する。

私はこれまで環境に抗って意志を貫き続けられるほど出来た人間ではなかった!!!




何度決意表明しても頓挫し、
どんなに失敗しても懲りず、
自分はダメな人間だと
数え切れないほど自己嫌悪してきた。




意志力以外の環境。

何が私を変えたのか、
今の環境下で何が余裕をもたらしているのか...





ハッと気づいてスッと腹落ちした。







それはズバリ、カネである。




これまでの生活は
どんなに決意を新たにしても、
どんなに立派な理想を掲げても、
どんなに失敗を反省しても、
日々の生活がずっと貧しかったのである。



貧しいとはいっても
余りある贅沢ができない程度で
飲みに行ったり好きな本も遠慮なく買っていた。


会社員になってからは
目先の何かに困ることはなくなった。

けれど、余裕はなかった。
給料日前は飲みに行けない生活が当たり前だった。



気持ちや金の使い方は
人それぞれあるだろうけれど、
生活は常に余裕がなかった。



給料日前になって、
余裕なく飲み会を断ること、
食事代をケチること、
買いたい本を我慢すること、
残高が少ないこと、
毎月毎月、無慈悲なまでに
直視し難い現実に直面していた。




すぐにあらゆる決意や思考が停止する。
理想なんて絵空事だと提言される。
無気力と無力感に突き落とされる。



ここに来て、
元も子もないことを言うが、
"あらゆるチャレンジは豊かな生活とゆとりの上に成り立っている。"


それ以上でもそれ以下でもない。


だからまず、何かチャレンジする前に自分の居場所を確認してほしい。

いまある環境は果たしてチャレンジに相応しいのか。

そうでないなら、失敗して自己嫌悪する前に環境を整えてほしい。




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