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「はじめびゅうびゅう昼ぽっぽ」2024年11月27日の日記
今日の日記は
【はじめびゅうびゅう昼ぽっぽ】【ニコちゃん】【汁なし担々麺の口】
の3本で構成されています。
・初めまして。“きどあいらく”の名前で執筆活動しています。毎日、日々の内々を書き綴った日記を更新してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
【はじめびゅうびゅう昼ぽっぽ】
午前6時に目が覚めた。部屋はすっかり冷え切っている。風がびゅうびゅう鳴るなか、布団のなかで暖を取っていると、また眠くなった。
しかしいくら寝ても褒められやしないので、仕方なく起き出して身仕度にかかった。洗顔を済ませて髪をといたあと、顔だけヒーターの前で火照らせておいていく事に決めるが、しかし寒いのである。いくらパナソニックとはいえやはり廊下の隅々にいたるまで暖房してもらえるわけではなく、玄関はすきま風で、廊下には冷たい空気がみちみちているのである。
窓に手をやって「張り付いて動けない」、などと冗談めかしてやる事で寒さを中座しているのだから始末が悪い。しかも夜も明けきらぬというか、すでに朝の7時になっておりますよ。
本日は水曜。出勤日であった。いつものごとく、午前9時の始業に遅れぬように出ればよい。8時に家を出ればいいのだ。なんなら、8時10分に出れば間に合う。そう思うのだが、なんだかしらんけれど心は焦る。まるで一刻も早く家を出たいみたいである。そろそろ行かなくちゃ……と思っていると、床のホコリが目につきはじめるのだが、これがいけない。
気になって掃除したい病がムクムクと頭をもたげる。夕方から夜にかけては見えず、朝だけに見えるチリ・ホコリの妖精。あぁあ、この床を拭きたいなあ、と思うのだが、「いかん、時間がない、もう行かねば……」と、あわてふためくふりをするのもまた一興なのである。
こうして毎日のように、 いつ果てるともなく繰り返され続ける無意味な時間を過ごしながら、ふわっ、と欠伸をした途端に、自分への甘さを痛感するのである。
僕は無駄を生きすぎていると自覚する。
また、自分の精神性がまったく成長していない??と思い至った瞬間、背筋が震えるものがあって、我は何をやってきたんだろう、という思いが胸に広がると同時に、僕の目の前にある世界そのものへの不信にも似た感情にかられる。それがひどく不安だったりする。
この退屈で無意味な時間こそが、僕にとっては必要なことだとも思っていたりするわけで、こうして日記を書くことが一種の現実逃避であることをよく理解している。それこそ自己憐愍の情でもって慰めたいくらいであるが、やはり本物ではないのだ。
僕はただ単に怠惰であり未熟であって無能なのだということは分かりすぎるほど分かっていて、それにしたって、これはあんまりだろうという絶望がある。
けれどそんな僕にしか見えない世界というものがある事も確かで、誰にも伝えられないけれど、結構カラフルで、ときには結構ファンタスティックで、意外な発見に満ちている。つまるところは大袈裟に悲観してみせてる自分を愛しているのと変わりはないのであり、そんな自分をもてあそぶ事によって、僕は僕自身の精神のバランスを保っているのだ。
【ニコちゃん】
ニコラス・ケイジの魅力は衰えていない。その目は、相変わらずきらめいているし――
あの目。
あの、目だ。
そうなのだ。
ニコラス・ケイジの、あの目だ。
その目にじっと見つめられただけで、もう何もかも、彼に自分の運命を預けてしまいたくなるような――そんな目。
『ザ・ロック』『コン・エアー』『スネーク・アイズ』『60セカンズ』『マッチスティック・メン』『ナショナル・トレジャー』『NEXT -ネクスト-』――
善でも悪でも何でもいいから頭のいいクールなニコちゃんをまたよこせー!と叫びたくなるニコラス・ケイジの最近の“怪演”作品の多さ。もちろん、それにつきあいつつも、心ひそかに「そいつは本物のニコちゃんじゃない!」そう言ってあげたい思いがある。
だがしかし、彼の出演作品にはやはり抗えぬ吸引力があるのだ。あの目にうつつを抜かさぬ奴など、この世に存在するだろうか? いやいない。
今も昔も変わらず大好きなニコラス・ケイジ。そんな彼の主演最新作『ドリーム・シナリオ』が絶賛上映中です。皆さんぜひ劇場へ足をお運びください。僕は配信されたら観ます。
【汁なし坦々麺の口】
汁なし担々麺の口だな~。汁なし担々麺の口だなぁ。あぁ坦々。口は麺好き。心も麺好き。んふぅっふぅ。
汁なし担々麺のあの甜麺醤と豚ひき肉の絡み合いが堪らなく好き。花椒で舌を麻痺させた口にすかさず麺を入れ、咀して、飲み込む……んまい。
汁なし担々麺は生命維持ではなく快楽を満たすためにあるんじゃないかってぐらい好き。辛いものと麺類は最高の組み合わせだ!
汁なし担々麺の口だな~。汁なし担々麺の口だなぁ。あぁ坦々。
無性に食べたくなったとしても冷蔵庫には材料がない。時間も時間、外には出たくない。 もう辛いものに対する欲求だけが募っていくばかりである。
……辛い物であればいい?それでいいならまかせて!チャッチャッ
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コチュジャン、醤油、お酢、ごま油、砂糖、鰹節、気持ち程度の味の素
もうちょい甘くしたらトッポッキ!あともうちょっと甘くしたら。さらにあともう少し甘とろっとさせたら、トッポッキ!そんな美味さ。
ずるずる、ふう、体が辛くなってきた。
僕の中に“冷蔵庫の在りもので出際よく美味しい料理を提供できる男友達”の素質があってよかった。
でもまだ、汁なし担々麺の口だなぁ。ああ……やはり本物ではないのだ。いくら辛くても美味しくてもビビン麺風うどんは汁なし担々麺じゃないからやっぱり汁なし担々麺を食べないと満たされない。汁なし担々麺の口だな~。
今日はここまで。それではさようなら、おやすみなさい