8/18 GFXと旅をする〜南アルプスの女王仙丈ヶ岳へ

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　昨日のこと。
　
　南アルプスの女王の異名を持つ仙丈ヶ岳（センジョウガタケ）へ登山をしてきた。

　難易度としてはすぐ近くに鎮座している甲斐駒ヶ岳と比較すれば、それよりは優しめとなっている印象だったが、思った通りとなっておりかなり登りやすく優しい山であった。

　前半はブナ林の中を進み続けるのだが、ここでも緑が美しい。

　雨が降った訳でもないのだが足元は湿りがちで転倒に気をつけなければならないが、そこには多くの小さな存在が生きていた。

　こんなの見つけてしまったら写真撮るしかないよねぇ

　見えているのは昨年辛酸を舐めさせられた甲斐駒ヶ岳。

　頂上付近に大きな雲が被さっており、この時点でかなーり嫌な予感がしていたが晴れ予報だしセーフ！と現実逃避することにした。

　とりあえず頂上到着。

　が、いつの間にか大きな雲が口を開けてバクッと辺りを飲み込もうとしていた！晴れ予報ちゃうかったんかい！とここでは叫んだ。

　仙丈小屋にて昼食をとる。

　マルタイの棒ラーメンを食べたのだが、やっぱりこれ美味しいわ。色々な味があるようなので今後探してみよう。

　あ、塩分制限があるのでスープの粉は半分程しか入れていないので。

　帰りのバスの時間が迫っているので、ここで炊飯を行うことは出来ず早々に出発した。ここでは既に雲に覆われていることで殆ど眺望はないが、頂上からも近いし山小屋泊出来る人は羨ましいと思った。

　前半あんなにお行儀よく直立していたブナが、ここでは形状を歪ませていた。高度が3,000m近いところであり幾分か酸素濃度が低いことがそうさせるのか、雲に覆われていることもあり、不気味さを感じた。

　………おいでおいで、と誘っているようにさえ見えたものだ。

　あれだけ緑が美しかったのが灰色の荒廃した姿へと変貌させていた。

　これはこれで結構好きな景色ではあった。

　とりあえず大きな事故もなく無事下山出来たことに安堵している。疲労とちょっとした油断で怪我をしかねないだけに無事であることが何よりも肝要だ。