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いよいよ視界から外れてきたな
マイナンバーカードのデザインが変更される。生年月日の表記が和暦から西暦になるという。当たり前である。
私のカードを改めて見直すと生年月日は昭和で、その横には「2033年まで有効」とあって、不統一も甚だしい。確かに「令和15年まで有効」とされていてもピンとこない。そういえば2年前に交付された免許証は「2027年(令和09年)○月○日まで有効」と西暦を優先した記載になっているが、生年月日はやっぱり昭和のままだな。
自分の生年月日となると6:4で和暦を強く意識している感覚だが、息子たちの生年についてはもう圧倒的に西暦であり、役所書類でこれを和暦で求められるといちいち調べるのが面倒で仕方がない。当の息子たちも自分の生年を和暦で言えるのか、怪しいものだ。
仕事などで日付を書く際も西暦で記載するのが当たり前になっている。特に「令和」が指定されていると「えーと、いまは何年だっけ?」と、一瞬迷ってしまう。平成から令和になったこともこの流れを加速しているのだろう。
できごとの記憶もすっかり西暦だ。阪神大震災と地下鉄サリン事件は1995年、東日本大震災は2011年、コロナ禍が始まったのは2020年の春であり、和暦はさっぱり覚えていない。
西暦を和暦に“換算”する手っ取り早い方法を2つ紹介しておく。
ひとつは「西暦の下2桁を足す」方法。2024年は2+4=6で令和6年になる。ストレスがないが、困ったことにこれが使えるのは2029年=令和11年まで。2030年になると使えなくなってしまう。
もうひとつは「西暦の下2桁から18を引く」。24-18=6となる。キーナンバーの18は、018の語呂合わせで「れいわ」と記憶できるのがミソだ。こちらは使い続けることができるわけだが、足し算よりも引き算が面倒なのが玉に瑕か。どっちにしても面倒だぞ。
なにも「面倒だから和暦は廃止しろ!」と声高に訴えるつもりもない。このまま静かに視界から消えてくれればそれでいい。
(24/3/20)