読書と温泉の休日
あれよあれよと師走も20日、ことしもあとわずかになった。
年末年始。
といっても子どもだった昭和の頃のような「スペシャル感」はまったく感じられずに、単なる「長い長い連休」。自分がトシを取っただけでなく、日本全体が特別視しなくなっているのだろうな。
とにかく、会社に行かなくていいのはありがたい。
貸出の予約順を繰り下げていた大作を図書館からどんどん借りて、本格的な読書体制だ。塩田武士「朱色の化身」、小川哲「地図と拳」、奥田英朗「リバー」、白井智之「名探偵のいけにえ」、窪美澄「夜に星を放つ」などを並べている。どれも長ーい予約リストを従えている人気作品。うっかり返却期限になっちゃうと、次にまた借りられるまで何カ月もかかりそう。ま、当初は分厚さにビビっても、ひとたび作品世界に没入すれば読了はそれほど大変ではないはず。
年末には家族や実家の両親と一緒に2泊で箱根旅行の予定もある。いつもの保養所でいつものようにのんびり過ごす。これも幸せな休日である。
会社は業務が一斉に停止する。
「今週はもう会議や打ち合わせもないし、早くものんびりできるかな」と油断していた。ところが、新年すぐにある行事の準備やあいさつ回りなどが立て込んで、パタパタ追い回されることに気がついた。
「アラカン」の私も、来年はいよいよ「モロカン」。いまの会社の現役として最後の年末年始だ。
まあ、バタバタと、のんびりと、休みを楽しもうではないか。
(22/12/20)
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