ブルーインパルスウォッチ@代々木公園
川崎市政100周年イベントで航空自衛隊のブルーインパルスが飛んだ。
ルートを見ると川崎だけではなく都心にもやってきて渋谷が新宿あたりでクルリと回ってくれるらしい。
ちょっと悩んだ。このルートなら自宅マンションの上層階からでもその勇姿をすこし見られるはず。しかし、輪を描くあたりにいれば間近に飛ぶ姿を見られる道理だ。読書三昧である日に時間をつぶしてまでわざわざでかけるべきか・・・。
前日までは「やっぱり億劫だよね」という気分が勝っていた。しかし先週来からの腰痛もほぼ治まり、天気も悪くない。「ここででかけないとこの週末は自宅から半径数百メートル圏外には出ないことになるな」と反省、重い腰をあげた。
目標は都心で輪を描く際に空が開けた場所にいること。代々木公園が適当だと気がついた。
飛行時間は14:20-14:40ころと発表されている。あの広大な公園だ、そんなに早く行って場所取りする必要もなかろうと14:08に原宿駅を降り立つと、駅前の横断歩道には鈴なりの人だ。そうか、そこなら視界が保てるのだな。
ちょっと焦りならが急ぎ足で代々木公園に向かう。改めて見ると大きな木ばかりが並んでいて、なかなか視界は開けない。14:15頃になんとか広い場所に出たのでもう肚を決めてそこで待つことにした。
週末とあって日光浴を楽しむ人は多いが、ブルーインパルスの飛来を待ち構えているらしいのは広場では私以外には一組の老夫婦だけ。ま、そんなもんだよね。
ところが。待てど暮らせどやってこないのだ、ブルーインパルス。14:20どころか14:30を回っても気配すらない。ネットのX(旧Twitter)のリアルタイム情報では1000件単位で映像や投稿があがっているので、飛んでいないわけでもない。ジリジリと日に焼かれて、暑い。
ようやく爆音が聞こえたのが14:38頃。やはり1周目
では木が邪魔になっていきなり現れて、しかも太陽とかぶって撮影に失敗。すぐにやってきた2周目でなんとか動画を撮ることができた。思ったよりもあっけない。
自宅に戻ったのは15:20頃。ちょうど1時間半留守にしたことになる。
「このわずか数秒のために、この時間をつぶして、汗みどろになっていたのか」という気分もある。ま、それでも、わざわざひとりで電車にってでかけて、爆音を耳にしながら真上を飛んでくれたあの姿をこの目で見たのは、還暦の夏のいい思い出だ。
こうしてnoteのネタにもなったことだし。
(24/6/30)