ライバルとストレスは似ている
タレントの山之内すずちゃんが可愛いので、ネットニュースに話題があがっているとつい読んでしまう。
そのすずちゃん、ある番組で「かつてライバルと思っている“同期”の名前をあげたら、SNSでくっそ批判された」話したという。
そうかー、やはりライバル視していることを明かすのは“奥ゆかしくない”と見られてしまうんだな。いかにも日本人らしいメンタリティだと思う。
“ライバル”を意識して「あいつには負けたくない」と努力する。結構なことではないか。
このあたりはちょっと“ストレス”に似ている。「一切のストレスがなくダラダラしてしまうより一定の負荷がかかる方が張り合いになる」と聞いたことがある。諸悪の根源のように言われるストレスにも意味はあるのだ。
アスリートでもない私。明確に考えるほどでなくとも、ぼんやりと「あいつには負けたくない」と意識していた存在はいる。会社の同期だったりするので、つい社内での昇進などで比べてしまうわけだが、還暦になったいまから見ればなんともみみっちく、どーでもいいことである。
「人生は勝ち負けでは測れない」。改めて書くのも恥ずかしいペラペラな人生訓だが、老後まで「あいつに負けた」とグヂグヂと煩悶するよりずっといい。
とはいえ、若い時からそんな枯れた境地になるのも考えモノである。そのあたり人間のメンタリティはうまくできているのかもしれない。
(25/1/18)