【海日記】#7 葉山・芝崎海岸での磯遊び&ウミウシ探し(4)
2021年7月17日に行ってきました葉山・芝崎海岸でのシュノーケリング(フィンスイム)で見つけた生き物を紹介します。潮回りの関係から今回はフィンスイム中心でしたのでウミウシより魚が多めです。
1. 7月17日の潮回り
この日は小潮。干潮時でも61cmまでしか干きません。普段は干潮時に30cm以下になる日を狙ってくることが多いので、今回はいつもと違ったアプローチで生物の観察を行うことになります。
とはいえ、やっぱり浅いところで遊ぶには干潮時の方が面白いので、干潮時刻の16:04に向かう時間帯で遊ぶことにします。
早起きしなくていいのは楽で良いです!w
2. 葉山・芝崎海岸までの移動からエントリー
土曜日の昼間なので海に向かう乗客がたくさん…。ほぼ満員の状態で逗子駅を出発しました。次の逗子・葉山駅バス停では積み残しが発生していました。
夏の葉山はやっぱり大盛況!!車で向かう方は渋滞に注意です。
満員で出発したバスですが、葉山マリーナと森戸海岸・森戸神社で大半の乗客が降りました。芝崎まで乗る人は8人くらいだったかな??
この日は天気も良く、富士山と江ノ島を見渡すことができました!テンション上がります!!( `・ω・´)!!
いつもの海岸に到着です。やはりいつもより水面に出てる部分が狭いですね〜
リーフに降りる階段を覗き込むといつもと違って完全に水没しています。
という状態なので今回はフィンスイムを中心に生き物の観察を行います。
実はフィンを新調したので履きごごちや蹴りごごちのテストも兼ねてます。
リーフに降りました。
ほとんど水没しているので膝より浅い水深のところを探しながら奥の方へ進む感じですね〜
フィンを履いて生き物探しのスタートです!!( `・ω・´)タノシミヤ〜
3. 出会った魚の紹介
フィンを履いて泳いでいるのでやや深いところ(といっても水深5〜8mくらい)までが探索範囲になります。
今回は透明度もそれほど悪くなかったのでストレスなく泳ぎ回ることができました。
ときどき素潜りもします。
潜ってから見上げる水面は抜群に綺麗なのです!
体がまだ透明な小魚が群れています。スズメダイの幼魚でしょうか??
ふわふわと海面を漂っているとアジの群れとぶつかりました!
なかなかの迫力だったのですが、写真からはあまり伝わりませんね…
もう少し群れの写真を撮る研究が必要です。
大きなボラです。50cmくらいでしょうか?
川の河口付近に住んでいる魚ですが今回は5〜6匹で群れているところに出会いました。
そこら辺にいる魚ではありますがサイズが大きいので見栄えしますね〜
浅めのところに移動したところ、黒い斑点がある魚に出会いました。
そういえば7/10の沼津・西浦でも同じ種類の魚に出会ってますね…
その時は「マトフエフキかなぁ…でもマトフエフキは南の海の魚だからこのサイズがこの辺で見られるのかなぁ…」で済ませていたのですが、詳しい人に写真を見せて話を聞いたところクロホシフエダイだと説明していただきました!
わからない魚を図鑑で自力で調べるのは難しいです…( ´・ω・`)
見つけたときはヨウジウオだと思ったのですが、ピンと伸ばしている姿を見るとアオヤガラのような気もしてきました…
背景に紛れてこの写真だと見つけにくいですね…どこにいるのかわかりますか?w
こちらはアオヤガラとニシキベラとクサフグです。
アオヤガラは1つ前の写真とは別の個体です。
クサフグとニシキベラはそこかしこにたくさん泳いでいるのでなかなか写真に記録はしないですねw
普通種を記録することも大切なのですが…
チョウチョウウオ。
サイズ的にも今年流れてきた個体だと思います。
このくらいのサイズのときが一番かわいい。
フウライチョウチョウウオ。
チョウチョウウオの仲間はこの時期に見られる死滅回遊魚の定番ですが、フウライチョウチョウウオはだいぶ少ないです。トゲチョウチョウウオと煮ていますが、体の後端が黒くなっているところで区別できます。
何にせよ幼魚はかわいい。
4. 出会ったウミウシの紹介
続いて出会ったウミウシの紹介ですが、フィンスイム中にウミウシを見つけるのはともかく波に揺られながら写真を撮るのは非常に難しかったです…
サキシマミノウミウシ。
海藻の間に隠れているので微妙な構図となっています…。
水深2mくらいのところにいた個体なので素潜りしながらの撮影。
途中で良い構図で撮るのは諦めましたw
深いところにいるウミウシを撮るのは難しすぎるので、浅いところに移動してから見つけたものをいくつか撮る方針に切り替えました。
磯遊びのスタイルでも向き・不向きはありますね…
サキシマミノウミウシ。
今年はサキシマミノウミウシの当たり年でしょうか?
ここ最近の芝崎ではよく見かけますね〜
アオウミウシ。
見つけると安心感のあるウミウシです。2個体が折り重なっていますが体つきを見てもかなりくたびれている個体のようです。
左上にリボン状の卵が見えますがこの個体のどちらかが産んだものなのでしょうか??(ウミウシは雌雄同体です。)
オトメウミウシ。
今回も見つけました!頭隠して尻隠さず状態ですね〜
フィンスイムで泳ぎ回るスタイルだとやっぱり石をひっくり返しながらじっくりと…とは行きませんね…
5. EXIT
フィンスイムで泳ぎまわるスタイルは普段の磯をゴロゴロするスタイルと比べて5倍くらい疲れることがわかりましたので、今回は早めの撤収です。
フィンスイムでないと見られない生き物もたくさんいますので、今後は海況と潮回りと相談しながら前半にフィンスイム、後半に磯をゴロゴロというスタイルで遊ぶのが良さそうですね!
それではまだどこかの海で会いましょう〜♪
前回の磯遊びはこちら「葉山・芝崎海岸での磯遊び&ウミウシ探し(3)」
今回の磯遊びの様子をまとめた動画はこちら↓
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