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美しいひと



雨に濡れて
美しく輝く草花のように
女性は歳を重ねるほど美しくなる


言葉を書くことは得意な方だけど
言葉を語ることは、とても苦手だ

多くを語らなくても
ただまっすぐに相手と、
そこにある時間を共に過ごそうとした時に
心が重なる瞬間があるような気がする
撮るというのはとても特別な時間だ

私は多分、あなたの見ている世界に興味があるのだと思う
感じている世界、その目線の先を撮りたい
思い悩んで過ごしている、彼女ん暮らす場所で
彼女とともに息をして、同じ太陽の暖かさを感じ
今の時代に、生きる一人の女性として
その人の見ている世界を切り取れる写真家になりたい

私は写真家だから
ゼロから何かを生み出すことは出来ない

なんらかの
この世界に存在するというものを
写し撮るだけなのだ

それでも何かもう一つ先の世界を
見つめていきたいと思っている

美しい人の生きる刹那的な今という時
彼女の見つめる今という世界
その目線の先に映るものを

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