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2020年代に必要な力とは?アフターコロナを生き抜くニューノーマルを考える

ども、其田です(@haletoke)。zoomでオンライン登壇して来ました:)いやー登壇途中にPCが固まったり、プレゼン中に郵便局のおじさんがピンポンしてきてめちゃめちゃ焦ったけど、すげー楽しかったです(イベント内で出た質問や登壇スライドも後半に載せておきます)。

ファシリテーターのまちとしごと総合研究所のまっくすさん、一緒に登壇してくださった「ティール組織」解説者 で、場とつながりラボhome's vi 代表理事の嘉村賢州さん、運営のみなさんには感謝の限りです。40人くらい参加者のみなさんも暖かい目で見守ってくださりありがとうございました。

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イベント後のアンケートでも、みなさんいろんな気づきを得ていて其田も勉強になりました。一部抜粋して載せておきます。

考える前に動いてみる、動きながら考える」のが自分の性にもあっているし、結果うまく行くことにつながっていきそうだなと改めて思いました。あとは久しぶりにけんしゅうさんとそのさんにお会いできてお話聞けて、素直に参加してよかったな〜と思いました。
SNSで発信力を強化するためにできる簡単な一歩は「いいなと思った誰かの投稿をシェア」すること!
発信の強化。運を味方につけるためにも、発信していく。とりあえずやってみるところから。キャリアは計画できない。
手持ちのカードを増やす。わくわくを大切に。ジャズのようなセッションを仕事で。
ぶっつけ本番!とは思えないくらいのスムーズな進行とあったかい場でさすがだな〜と感じました。進行のまっくすさん、ゲストのけんしゅうさんとそのさん、ありがとうございました!

仲沢実桜さんが素敵にグラレコしてくれたのでご覧ください(めちゃめちゃ上手なのでイベントされる人はぜひ依頼してみて!→ @30_stardust)。

グラレコ改01

グラレコ改02

(グラレコ:仲沢実桜さん

2020年代に必要な○○力とは?

前半はまちとしごと総合研究所のまっくすさんをファシリテーターに「ティール組織」解説者 / 場とつながりラボhome's vi 代表理事の嘉村賢州さんとディスカッションや話題提供。賢州さんが解説者をしているティール組織(チームがフラットに独立して、それぞれが存在や価値を認め合いながら能動的に活動を進める)と言う話はとても納得。

さらに

・ジャズのようにセッションをベースにした働き方になる
・原動力はワクワク
・キャリアは事前にデザインしきれない
・大切にしたい生き方を体現し続けると唯一無二になれる
・人工的なものではなく内発的に育まれたものは簡単には消えない
・所属する会社や肩書きで価値を決めない
・口コミや人づてのコミュニティやつながりは心地よい(魔法の時間)
・オンラインとオフラインを横断してチャンスを増やしつながりを深める
・発信をすることで心地よい関係性や生き方をつくる

と言う話題についてもとても共感(其田もフリーランスはそう言う風にして働いているので)。ある程度の働き方をしている人は共通認識として上記のようなことを持っていると改めて感じました。詳しくは賢州さんが解説者となっているティール組織を読んでみてください。

イベントで出た質問に答える

登壇後はzoom内でブレイクアウトルーム(小部屋)を作成して、登壇者が5分間ひたすら質問に答える、みたいな時間がありました。その中で答えきれなかった質問について解答・シェアしてきます(うろ覚えなので間違ってたらすみません、追加の質問はSNSからお気軽に)。

問01:資格をとるときはキャリアを意識して取りましたか?

資格をとる前にこんな生き方がしたいと言う軸がなんとなくあって、その生き方をするためにはこういった資格があると仕事がしやすいなぁと思って資格を取得した感じです。例えば其田の場合は「旅・英語・カメラ」を仕事にしたいなーと思いつつ京都で海外の人の写真を撮っていたので、さらにハイランクな仕事をするためには国家資格があった方が説得力あるんじゃね?と想い、通訳案内士や旅行業む取扱管理者のような国家資格を取得しました。

ただ、「難関資格を取得をするのと、仕事として食べていけるかは必ずしもリンクしません(仕事をお願いしたくなるような人間性や信頼感、営業力やマーケティング力は資格取得では得られない)」。例えば其田は、気象予報士と通訳案内士の国家資格を持っていますが、フリーランスでその道で食べていけるか?と問われたら、おそらく無理です。なので、高学歴で難関資格を取得している人でも、なかなか食べていけない人も多くいるのが現状、そのうえで「どうやって想いとお金のバランスをとっていくか?」と言うのをいろんな人に聞いてみるとよかもです。

其田のおすすめは「自由度のある会社員+副業」の組み合わせです。関連記事を貼っておくのでよければ読んで見てください:)

問02:登壇者のみなさんを見ているとキラキラしているようで眩しい。気分の浮き沈みや失敗した経験などはないのですか?

めちゃめちゃあります。

・気分の浮き沈み
・失敗
・クレームやお叱り
・クソリプ
・人格否定

めちゃめちゃあります(大切なことなので2回言いました)。表には書かないだけで、めちゃめちゃたくさんあります(大切なことなので3回言いました)。悩んで落ち込んで、眠れなくなって、動けない日々を抱きしめながらそれでも前に進もうとしているんです。みんなと一緒です。宮崎駿さんも言ってます。

一部のスーパーマンを覗き、大多数の人はそんなに強い人じゃないです。違う点があるとすれば、

・強くないから誰かに相談する
・わからないからとりあえずやってみる
・なかなか行動できないから誰かと一緒にやってみる

みたいなのはあると思います。プライドを捨てて、恥ずかしさや緊張という苦痛をゴクリと飲み込んで、前に進んでいるからそう見えるのかもです(人間隣のしばは青く見える)。

其田の場合は海外のバックパックの旅で「自分のやりたいことは行動で表現して大丈夫、他者に遠慮してるとあっという間に人生が終わるよ。」という話を聞いて生き方を変えようと四苦八苦しつつ、いまにいたるわけですね。

問03:働き方を変化することを強いられているように感じる。絶対に変化しなければいけないのですか?

SNSをはじめ変化しないとヤバイ!みたいな煽り文句をよく見て焦ってしまう気持ちはめちゃめちゃよくわかります。でも、自分に合わない変化をいきなり強いるのは正直辛いですし、メンタルを病んでしまったするのでおすすめしません。

会社員一本で、勤めあげられるのであればそれでいいと思いますし、変化しない生き方を許容できるのであればそれでOKだと思います。それは良い悪いではなく、向き不向きの問題ですね:)変化しようと思うのであれば、自分のペースで、ちょっとずつできることからはじめるのがおすすめです。

問04:新しいスキルのつくり方はどうすればいいですか?

とりあえず、無償 or 格安案件のお仕事にしちゃうのがおすすめです。

・最初は数冊本を読んだりYouTubeなどでスキルを見様見真似でやってみる
・ある程度できるようになったら無償 or 格安仕事としてやってみる ←大切
・口コミ・実績・ポートフォリオをつくりWebに載せる
・単価をあげる
・スキルを掛け算して稼げる領域に移動する
・単価をあげる
・得た利益でさらにブラッシュアップする

みたいな感じですね。

問05:手持ちのスキルを増やそうとすると、広く浅くなる。どうやって取捨選択し、どのくらいまで深めていくのがいいか?

全体的な方向性としては「自分がどうやって生きたいかを思い描き、それに必要な必要なスキルを揃え、稼げる領域との交点を探していく」という感じですね。「生きがい(Ikigai)」って調べるとこんな図が出てきます。

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(出典:ななな

あとは、どのレベルの仕事をしたいかによると思います。一流の仕事をしたいのであれば、そのレベルで戦えるだけの品質が必要なので、時間もお金も体力も精神力もかかります。それこそ睡眠時間や休日の時間を当てる必要がありますね。ただ、田舎や地方である程度の仕事レベルでよいのであれば、1流の人の6割くらいの力で複数スキルがあった方がベターでしょう。理想は1つの一流のスキルを持ちつつ、それを軸に独自性や単価をあげられる周辺スキルを獲得していくのが柔軟性や再現性のあるおすすめの方法です。

問06:カフェ経営でオンラインでできる事業形態やマーケティング施策のアイデアありますか?

拡散という観点で言えば、Twitterが一番ですね。例えばクリームソーダ職人のTsunekawaさんとかは旅とクリームソーダというテーマでブランディングしていますね。

Instagramはギャラリー的な特質を持ちつつ、ハッシュタグ検索文化があるので、ポートフォリオのかわりとして利用したり、海外の顧客との接点つくりなんかに有効ですね。まとまった文章であればnoteがおすすめです。モノを売るのではなくコトを売るという観点であれば、経営の情報やマーケティングのコツなんかを販売していくのも手なのではないでしょうか。

あとは物販をするのであれば「Twitterで拡散しつつ、noteでコンセプトを伝えて、ECサイトで買ってもらう」みたいな導線設計はよくみます。最近だと木村石鹸の木村社長が、とても素敵な商品をコンセプトと共に販売されていますね。顔を見せて想いを伝えられるのはとてもいいなーと個人的に感じます。

問07:別居婚されてるとのことですが、もし子供ができたらどうやって仕事をし、どこでどんな風に暮らしますか?

これは難しい問題ですねぇ。基本的にはポータブルな仕事を持ちつつ、場所を選ばずに働けるようになりたいと考えています。そのために

・カメラ
・通訳
・シェアハウス
・メディア

みたいなある程度時間に依存しない働き方を構築しているところです。会社員の仕事もテレワークやフレックスワークの導入がドンドン進んできているので、例えばタニタのように、既存の業務を業務委託的に引き継いでリモートで仕事をする、みたいな働き方が可能か交渉をしています。

このあたりの夫婦の関係性や生き方についてはこちらの記事で解説しています:)

問08:発信のコツやフォロワーを増やすための工夫はありますか?

フォロワーを増やすことを目的にSNSをやると伸びないし、精神を病んで1ヶ月くらいで更新を辞めちゃうので、まず認識を変えた方がいいです。マーケティングを踏まえて運用したいのであれば、自分が楽しんで他者とコミュニケーションをとることが大切ですね。「他の人のいい投稿があればコメント付きでシェアしてあげたり、リプライをしてあげることからはじめましょう。」例えばこんな感じです。

コビを売っていて痛い」とか「必死すぎてひく」みたいなクソリプがつくこともありますが、そういう心が荒んでいる人は無視しましょう。お互い応援しながら進んでいくのがベストです。なお、自分の作品や言葉をひたすらあげていけばそれが広まるか?と言うと、よっぽど天才的な作品か、SNSの初期に参入するか、時代の流れをキャッチして波乗りしない限りは広がらないです。ちなみに、時代に乗った例は例えば金曜ロードショーでラプンツェルの放映に合わせてモチーフになったタイのコムローイ祭りの投稿した事例はこんな感じ。

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(このあたりのデータを解析して戦略をたてる)

もちろん自分の気持ちをメモしていくことを目的としているのであれば、フォロワーは必要ないですよね。少数の気の合う大切な人たちとのつながりを保ち、心地よい距離感でSNSをするのがおすすめ(仕事につなげたいのであればある程度時間をさいて運用をしていくことが必要ですが、趣味なら気ままにゆるゆるながーく続けるのがいいですね)。

あとは「やる奴はやるし、やらない奴はやらない」ですね。矢沢永吉さんの動画見ると元気出るので見てみてください:)

問09:学生に向けてアドバイスをいただけますか?

・本を読む
・人に会う
・自分の名前でお金を稼いでみる(バイトではなく)

をおすすめしたいです。このあたりの本がよかったのでぜひ読んでみてください。

その過程で必要な資格があれば取得すればいいです。具体的には例えば「英語で仕事をしたい!TOEIC勉強しよ!」ではなく。とりあえずオンライン英会話やボランティアガイドしてみて何が足りないか認識してみるとか、英語で仕事している人にアポをとってzoomで聞いてみるとか、InstagramとかYoutubeで英語で仕事をしている人がどんな会社とどう言う目的で仕事をしているのかとか、英語以外にどんなスキルが必要なのかとか。

資格取得はあくまで手段」なので、モチベーション維持やKPI的に資格取得を目指すのはありですが、その後「どうやって仕事をつくり、お金を得ていくのかまで設計」できるとよいです。

新卒社会人向けにやっておいてよかったことも解説していますので、よかったら読んでみてください。「社会に出て働く」という言葉の解像度がちょっとあがるのではないかと思います:)

問10:新しく事業をはじめたい人に向けてアドバイスをいただけますか?

其田も事業が上手く行っているわけではないので偉そうなことは言えませんが、

・オンラインとオフラインの事業の両方の軸を持つこと
(垣根を超えてファンをつくり、生き様やコンセプトに課金してもらう)
・お金の勉強をすること
(稼ぎ方・確定申告や仕分けの半自動化・資産のつくり方)
・デザインとマーケティング
(コンセプトや想いを軸に見せ方と流通のさせ方を設計し、写真を撮ってデザインに落とし込み、言葉を添えてSNSやメディアで拡散)

をおすすめしたいです。体系的に知識がない人は、このあたりの本もぜひ読んでみるのがおすすめです。

あとはフリーランス40歳限界説を乗り切るためにはどうすればいいか?を考えるために、こちらの書籍はよく読んで対策を練っておくのがおすすめ。

まっくすさんと、日本仕事百貨のナカムラケンタさんと一緒に登壇したイベントのレポートも役に立つかもなのでぜひ読んでみてください。

追記:登壇スライド公開&解説します

というわけで、登壇に利用したスライドを公開しつつ解説していきます。イベントいき損ねた!でも話聞きたい!みたいな方はぜひご覧ください:)

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