![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/148608729/rectangle_large_type_2_75be6d6582d85727afd2046a41060dac.png?width=1200)
Photo by
cherabby
【本読んでみた】ヒルビリー・エレジー〜アメリカの繁栄から取り残された白人たち〜:J・D・ヴァンス
職場の上司に勧められて読んでみました。
私も上司も地方出身の弁護士なので、地方出身の弁護士(副大統領候補)の本かー、くらいのノリで読み始めたのですが。
いろいろ考えさせられました。
特に、この人は「ヒルビリー」なのに、なぜ「(平たくいうと)成功」したのか?
私自身、父は無名の大学出で同族経営の中小企業にコネ入社しており(私は父の出身大学の人に会ったことも、出身大学の広告を見たこともない)、母は短大(すでに廃校)卒で専業主婦という家庭に育って、
知識階級のお作法やネットワーキングの力に驚いた人間であり、
特に、実家の親の常識(特にお金関係)がいかに富裕層のそれと違うのか、大人になってまざまざと思い知らされた経験もあり。
育ちの違いの影響力は、著者ほどじゃないけど、体感していきた人生だったと思う。
そんな中で、彼がどうして「成功」できたのか。
見守っていつも帰る場所になってくれた祖母(ただし、人を撃ち殺しかねない性格)のおかげと彼は書いているが、本当にそうなのだろうか。
LDCで散々リフレクションさせられてきたからかもしれないのだが、
私は、彼が内省してきたからなんじゃないかと思っている。
誰かに出会う。何かに遭遇する。
そのたびに自分を顧みて言語化する。
それを繰り返してきたから、彼は人生を開拓する方向で歩み続け、「成功」したのではないか。
そう思ってしまうのだ。