なぜかトイレに行きたい子供
私は8歳から心因性の頻尿症になってしまった。
厳密にはそう診断されていないので、自分で後々、大人になってからそうだと確信したものです。当時、子供の精神をケアする体制はまだありません。小児精神科の存在もカウンセラーもどこにいるのかわからない。
頻尿。
小学3、4年時の担任がそのトリガーになった。
学校で過ごしている間の異常な頻尿と残尿感。
そして異常なほどの下半身の冷え。
トイレのことばかり考えてしまい、眺めているのは黒板ではなく時計で、秒針の動きが気になって仕方なかった。学校に行くのがとても辛く、外出の時もトイレの位置やトイレに行ける時間のことばかり考えて、頭の中はトイレのことばっかり。
どうしてこんなにトイレに行きたくなるんだ、とよく自分の腹を殴ったりした。
母に不調を告げたが、学校で症状が出てしまうものの家に帰るとケロッとするので、母は困惑し、理解することが非常に難しかったようだ。「家にいるあなたの様子を時計と共に見ていると、5時間経ってもトイレに行かない」と言っていた。
私はあまりに子供で、うまく表現ができなかったので、時々親に苦しいことを告げるものの親は対処しきれず、孤独な気持ちで苦しみを抱えて生きていた。
中学に上がってもこの症状はあり、高校に上がっても、ハタチを超えても頻尿のことで苦しんだ。
今でも少し気になっているけど、外出しないので、トイレのことで悩んで苦しいということはほとんど無くなった。
年齢が上がるごとに頻尿だけではなく色んな症状が出て、うつ病や強迫観念、妄想などの精神症状が増えてしまった。
医者から「もう学校へ行かなくてよい」と言われたのが中学3年生の時。
あんなにホッとしたことはない。
だって、学校に行ったって、トイレのことと時計のことしか考えていないのだから。
同じ学校の生徒からも虐められるし、教員達は守ってくれず見ているだけだし、嫌味を言う教員さえもいた。何一つ、生徒として教育の場で得られるものがない。
私が子供〜青年の頃は精神疾患の治療や理解はあまり進んでおらず、また子供が精神を病むということも理解されていなかった。小児精神科など聞いたこともなかったし、行くのは普通の小児科。
でも小児科で検査しても身体には何も問題はない。
(この記事は書き途中のものですが、模索しながら書き進めていこうと思います)
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