【冬青】不味かろうが食うしかない
11月頃、冬青は赤い実となって翌年の3月頃まで目を楽しませてくれる。食料の乏しい冬になると鳥たちがそれらを食べるのかと思いきや、冬青の実は余り美味しくないため、ずっと実は残ったままというオチらしい。でも食べ物が本当にない時は食べるみたいで、他に何も無ければいくら不味かろうが食うしかないということだろう。良質な詰将棋を求めている方々が質の低い手順の自作詰将棋を見る時は似たような心境なのだろうとお察しする。
今回も2行2列複合エレベーターのような取るに足らない低質詰将棋をひとつ垂れ流しておこう。
CAUTION!
純粋に指し将棋をベースにした好手・好手順等の創出を目指している詰将棋創作者はここでブラウザバックした方が良いです。質の低い手順に気分を害したり、叩かずにはいられなくなる恐れがあります。
【手順】
▲2四角Ⓐ ▽2六玉Ⓑ ▲1五角打Ⓒ ▽3六玉
▲3五飛 ▽4六玉 ▲5八桂 ▽5六玉
▲5七香Ⓓ ▽同 玉 ▲5五飛Ⓔ まで11手詰
Ⓐ:▲1七香は▽1六歩(限定合)があって紛れる
作意通り▲2四角以下進めていくと最後に香が無いために詰まない
▲1七香 ▽1六歩 ▲2四角 ▽2六玉
▲1五角打 ▽3六玉 ▲3五飛 ▽5六玉 で不詰
仮に▽1六歩を▲同香と取ると▽2五玉と交わされて
手は続くものの3三桂がよく利いていてわずかに詰まない
▲1七香 ▽1六歩 ▲同 香 ▽2五玉
▲1四角 ▽1六玉 ▲2八桂 ▽1五玉
▲2四角 ▽同 玉 ▲3六桂 ▽1三玉 で不詰
Ⓑ:▲2四角を▽同玉と取るのは▲3六桂以下早詰
▲2四角 ▽同 玉 ▲3六桂 ▽1三玉
▲3一角 ▽1二玉 ▲4二飛成 ▽2一玉
▲2二龍 まで早詰(9手)
Ⓒ:▲1五角打に代えて▲5九角は▽4八香で詰まない
Ⓓ:初形図の持駒【角桂香】は【角桂歩】でも作意は変わらない
後者にすると初手の紛れが消えて面白くない
Ⓔ:玉を詰ますのに4枚がかりの贅沢さは低質ならではってわけ( 'ω' )
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ノーマルの詰将棋には飽きたという方に、一味違った面白いものを提供することができるはずです。
無好手&質の低い手順ばかりの詰将棋を淡々と発表しているマガジンです 無いとは思いますが、万が一どこかでこちらの作品を 取り上げたり、紹介…
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