これってぇ……円山応挙の傑作じゃないですか? 《写生帖 乙帖》 @東京国立博物館
リニューアルオープンしたばかりの近所の銭湯へ行ってきました。昨今のトレンドを取り入れて、サウナルームが広いし、最新かつおそらく高価な設備が導入されています。おそらく……というのは、わたしがサウナに詳しいわけではないからです。ちなみに女湯にはサウナはないようです。さらに、わたしは別料金を払うほどのサウナーではないため、近所の人限定で行なわれたプレオープン日にサウナ室に一度だけ入っただけで、今日は入っていません。
ということで、午前中は東京国立博物館(トーハク)へ、円山応挙の《写生帖 乙帖》を見に行ってきました。もちろんそれ以外も見ましたが、今日の目的は、この作品をびっくりするくらいにじっくりと観察すること。朝一番で行って、外国人ツアー客が押し寄せる前に、独り占めしてきました。
《写生帖 乙帖》は、円山応挙が写生図を貼り込んだ画帖です。解説パネルによれば「四季の草花に加え、猿や亀、鶏などの動物図も貼りこまれています。形状や色彩に関する記載もみられ、応挙がどのように被写体を捉えたのかを知る上で貴重な作品」なのだということです。
ちなみに昨年は《写生帖》の《丁帖》が展示されていて、その時にも、これは面白いなと感じ入ったのですが、今回の《乙帖》は、それ以上に「すごい!」と思いました。
「貴重な作品」というよりも、これまで(主にトーハクで)見た応挙作品の中での「最高傑作」なのではないかと……もちろん個人的……には思いました。まぁ「作品」と言ってよいのか? という問題と、もしかすると今回の《乙帖》も、《丁帖》と同じで、他の人が描いた草花を写生というか模写したものなのかもしれませんけどね。以下、特に語ることもないので、撮ってきた写真だけを掲載していきます。
■藤と八重桜
■萱草花……野萱草(のかんぞう)っぽい
■アヤメ(菖蒲)かな……
■アヤメ(菖蒲)?の続き……
1771年
■ピンクの花の秋海棠(シュウカイドウ)
■タケノコと……なぜか虫
■色とりどりの(キク科?)花とかキノコ
■雁来紅(はげいとう・葉鶏頭)など
■柑橘系やキノコ類やどんぐり系
■山茶花(サザンカ?)
■ツルイチゴ(ヘビイチゴ・クサイチゴ)
■三才のお猿さんの図
■亀さんの図
■鴨(カモ)? の正面・真横・真上・泳ぐ図
以上です。
<過去の円山応挙のnote>
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