詩　吹き抜ける風

暑かった陽が蔭り
入道雲に隠れて沈む

紅く染まった空から
目を移し

振り仰げば白い雲

そしてまだ青い空

まだ暑さの残る
アスファルトの上

紅い空と青い空を
見比べる

風が僕を吹き抜けて

風の青さに暑さを忘れる